「歯並びの印象は大切とはよく聞くけど、私の歯並びはどう思われているんだろう?」「そもそもどんな歯並びが好印象なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
歯並びが良くなることで、自信を持って笑えたり、周囲の人からの印象がアップしたりとメリットがあります。
「私の歯並びは悪いかも…」と思った人でも大丈夫です。歯並びを良くして印象をアップする方法はたくさんあります。
今回は、印象の良い歯並びにする方法や、歯並びを良くするメリットなどについて解説していきます。
口元は意外と見られている?歯並びが与える印象
歯並びが悪い人と良い人は、それぞれ周囲にどのような印象を与えるのでしょうか?
悪い歯並びが与える印象
悪い歯並びは以下のような印象を与えやすいといわれています。
・清潔感がない
・だらしなさそう
・お金の余裕がなさそう
・愛嬌がある
歯並びが悪いと、周囲の人からネガティブな印象を持たれやすいかもしれません。
海外では日本に比べて、歯並びに対する意識が高い国が多いです。
特に欧米では、悪い歯並びを整えることは、虫歯治療などと同様に歯の健康を守るために重要なことと考える人が多くいます。
そのため歯並びをキレイにすることは当たり前と考えられ、歯並びが悪い場合には幼少期から歯列矯正をするケースも多数です。
一方で日本人の中には、笑ったときに八重歯が見えると「チャーミング」「かわいらしい」「完璧に整った歯並びの人に比べて近づきやすい」というポジティブな気持ちを抱く人もいるようです。
良い歯並びが与える印象
逆に、良い歯並びは以下のような印象を与えます。
・清潔感がある
・明るい
・知的
・育ちが良さそう
・健康的
歯並びが整っていることで、マイナスなイメージを与えることはほとんどないでしょう。
そのため、第一印象が大切な面接のシーンや接客業の方などは、歯並びの良さがプラスに働く場面も多いかもしれません。
あなたの歯並びはどんな印象を与えている?悪い歯並びと良い歯並びの条件
「私の歯並びは、一般的に見て良い歯並びと悪い歯並びのどちらに分類されるんだろう?」「私の口元は初対面の人にどんな印象を与えている?」と疑問に思うでしょう。
次は、悪い歯並びと良い歯並びの見分け方をご紹介していきます。
印象の悪い歯並びの例
悪い歯並びのことをまとめて「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びます。
不正咬合は、見た目にももちろん影響を与えますが、上下の歯がしっかりかみ合っていないことで一部の歯が異常にすり減ったり、顎関節に負担がかかったりと機能面での悪影響も出やすいのです。
不正咬合とは以下のような歯並びのことを指します。
・上顎前突
・下顎前突
・叢生
・空隙歯列
・過蓋咬合(かがいこうごう)
・開咬(かいこう)
・交叉咬合(こうさこうごう)
それぞれの具体的な症状を解説していきます。
上顎前突
上顎前突は、上の前歯が前に出ている歯並びのことで「出っ歯」と呼ばれる状態です。
前歯の傾きが原因の場合もありますし、上顎のサイズが下顎に比べて極端に大きい場合なども出っ歯の原因となります。
上の前歯が下の前歯に比べて4mm以上出ていると、上顎前突である可能性が高いです。
前歯が出ていることで、常に口が開いている、人中が長いという印象を与える可能性があります。
下顎前突
下顎前突は反対咬合・受け口とも呼ばれ、下の前歯が上の前歯よりも前方に出ている状態のことを指します。
かみ合わせが反対になっているため、食事がかみにくく、顎関節に負担がかかりやすかったり、発音が不明瞭になったりと悪い影響が出ることがあります。
横から見るとしゃくれたような印象を与えやすいです。
叢生
叢生とは、歯が重なり合ってデコボコとしていたり、八重歯があったりする歯並びのことです。
叢生は顎の骨格が小さいことや歯のサイズが大きいことが原因で、口内にスペースが不足すると起こりやすくなります。
歯の重なりがある分、磨き残しが増えて汚れが目立ったり、出っ歯のように見えたりすることもあるでしょう。
空隙歯列
いわゆるすきっ歯の状態です。
前歯に隙間があると、特に見た目に影響を与えやすいでしょう。
空隙歯列は、歯のサイズが小さい、歯の数が少ない、顎の骨格が大きいなどの原因で起こりやすくなります。
歯の隙間の汚れが目立ったり、幼い印象を与えたりする可能性があります。
過蓋咬合
過蓋咬合とは、奥歯をかみ合わせたときに、上の前歯に下の前歯が深く覆いかぶさるかみ合わせのことです。
過蓋咬合は口を閉じたときに現れる症状であるため、笑ったときや会話の際には気付かれにくい症状ではあります。
ただし、過蓋咬合は口を開けたときに上の歯茎が露出する「ガミースマイル」を引き起こしやすいといわれています。
開咬
開咬は奥歯をかみ合わせたときに、上下の前歯の間に隙間が生まれ、閉じない状態のことをいいます。
無意識のうちに口が開いてきたり、無理に閉じようとすると口元がモコっとしたりします。
指しゃぶりや舌を前に出す癖などが原因で、歯が伸びきらなかったり傾いたりすると開咬になるリスクが高まります。
交叉咬合
下の歯が上の歯よりも内側にある状態が通常ですが、一部の歯が反対にかみ合っていることを交叉咬合といいます。
長期にわたって交叉咬合になると顎がゆがみやすく、顔のバランスが左右非対称になったり、顎がゆがんで見えたりすることもあるでしょう。
印象の良い歯並びとは?
一方で、印象の良いキレイに整った歯並びはどのような状態を指すのでしょうか。
良い歯並びの条件には以下のようなものが挙げられます。
・親知らずを除いて、28本の永久歯が生えている
・顔の中心と上下の歯の中心線がそろっている
・かみ合わせたときに、上の歯が下の歯を2~3mm程度覆っている
・歯に大きなねじれや傾き、隙間などがない
・奥歯が左右均等にかみ合っている
歯列に凹凸や隙間がないことももちろんキレイな歯並びの条件ではありますが、かみ合わせが正常であることも大切です。
なぜならかみ合わせの不具合は、顎のゆがみの原因となる可能性が高いからです。
結果として顔のバランスが悪くなるため、第一印象にも影響を与えるおそれがあります。
印象の良い歯並びにする方法
歯並びの印象を良くする方法には、大きく分けて「矯正歯科治療」と「補綴(ほてつ)治療」の2種類があります。
ここからは、それぞれの治療法について解説していきます。
矯正歯科治療
まず、矯正歯科治療とは、歯の位置を移動させて、歯並びやかみ合わせの改善を目指す治療法です。
歯は一気に目的の位置まで移動させることはできません。
一定の力をかけてゆっくり動かしていくため、治療期間は数カ月~3年程度かかります。
矯正歯科治療は、目立ちやすい前歯などの一部分を治療する「部分矯正」、奥歯を含むすべての歯を治療対象とする「全体(全顎)矯正」の2種類に分けられ、歯並びの乱れが部分的で比較的軽度なものであれば部分矯正で治せる可能性が高いです。
逆に、かみ合わせに問題があるケース、奥歯から全体的に歯を動かさなければいけないケースでは、全体矯正が必要となる場合もあります。
また、矯正歯科治療に使用される矯正装置にもいくつか種類があり、装置によって目立ちやすさや費用、着脱方法などが異なります。
ここからは、代表的な矯正装置である、
・ワイヤー表側矯正
・ワイヤー裏側矯正
・マウスピース矯正
以上の3種類について解説していきます。
ワイヤー表側矯正
ワイヤー表側矯正とは「ブラケット」を歯の表面に取り付け、そこへ「ワイヤー」を通してワイヤーの力で歯を動かしていく矯正方法です。
ワイヤー表側矯正は古くから行われている矯正法で、軽度から重度までの幅広い症例に対応できる点が魅力の一つでしょう。
ただし、ブラケットとワイヤーは固定式なので、ご自身で着脱を行うことはできません。
歯の動きに合わせてワイヤーの形や太さを変えて調整を行うので、1カ月に1回程度の通院が必要となります。
また、ワイヤー表側矯正は歯の表側に装置を取り付けるので、目立ちやすいのもデメリットです。
ワイヤー裏側矯正
ワイヤー裏側矯正は、ブラケットとワイヤーを歯の裏側(舌側)に取り付けます。
そのため、表側矯正のデメリットである「目立ちやすさ」を解消しながらワイヤー矯正ができます。
ただし、費用は3種類の矯正方法の中でも高額となりやすいです。
なぜなら、歯の裏側は表側に比べると面積が狭く、凹凸が大きいため、ブラケットはオーダーメイドで製作しなければならず、調整にも高度な技術が必要となるためです。
また慣れないうちは、装置に舌が巻き込まれやすい、歯磨きがやりにくいといったデメリットもあるでしょう。
マウスピース矯正
マウスピース矯正では、透明なマウスピースを使用します。
ワイヤー矯正と大きく異なる点は、マウスピースをご自身で取り外せることです。
タイミングが来たらマウスピースを患者様自身で新しいものに交換していただき、歯を少しずつ移動させます。
そのため、通院頻度は一般的に3~4カ月に1回程度と、ワイヤー矯正に比べると少なめで済みます。
また、食事と歯磨きのときはマウスピースを外せるので、食事内容を変える必要もありませんし、矯正装置が邪魔で歯磨きがしづらいなどのストレスも感じにくいでしょう。
ただし、ワイヤー矯正に比べると、対応できる症例は限られており、比較的軽度な症例のみ対応しているマウスピースブランドも多いです。
マウスピースはさまざまなマウスピースブランドから販売されています。
マウスピースブランドの一つである「ゼニュム」では、軽度な症例に対応できる部分矯正に加えて、重度な症例にも対応できるすべての歯が治療対象の全体矯正のプランもご用意しています。
<ゼニュムの料金プラン>
ゼニュムクリア |
ゼニュムクリア・プラス |
ゼニュムクリア・プラス+ |
|
対応できる症例 |
軽中度の症例に対応 |
重度の症例に対応 |
複雑な症例に対応 |
平均治療期間 |
約6カ月程度 |
約10カ月程度 |
約15カ月程度 |
費用 |
324,500円(税込) |
575,000円(税込) |
660,000円(税込) |
マウスピース枚数 |
最大20枚まで |
最大30枚まで |
最大45枚まで |
治療対象 |
上下合計最大20本の歯 |
上下すべての歯が治療対象 |
上下すべての歯が治療対象 |
(※精密検査代(おおよそ税込22,000~33,000円※歯科医院により異なる)、追加精密検査代、リテーナー費用は固定料金に含まれません。)
ゼニュムのマウスピース矯正で治療できるのかを知りたい方は、まずは無料オンライン診断をご利用ください。
自宅にいながらいつでも診断を行えます。
補綴治療
補綴治療とは、被せ物を使用して歯並びの見た目を良くする方法です。
まとめてセラミック治療と呼ぶこともあります。
歯を移動させないので、治療期間は矯正歯科治療よりも短く済み、1カ月から数カ月程度で完了します。
矯正装置によって見た目が変わることを避けたい場合や、できる限り短い期間で歯並びを改善させたいという方に向いているでしょう。
また、補綴治療は矯正歯科治療にはない、歯の色や形を変えることができるというメリットもあります。
ただし、被せ物を付けるために天然の歯を削る必要があったり、かみ合わせの悪さを改善する場合などは適応とならなかったりするケースもあります。
補綴治療には、以下のようなものがあります。
・ラミネートベニア: 歯の表面を少量削り、セラミックなどでできた薄い板を貼り付ける。基本的に上の前歯の見た目を改善するために行われる。
・セラミッククラウン: 歯を全体的に大きく削り、その上からセラミックでできた被せ物を被せる。歯の形や向きなどを大きく変えられる可能性が高い治療法。
・ダイレクトボンディング: プラスチックとセラミックが混ざったハイブリッドセラミックと呼ばれるペーストを歯に直接盛り、光で硬化させる方法。被せ物の製作が不要なため、1回の治療で済み、歯を大きく削る必要がない。歯の小さな隙間などを埋めるときに行うことが多い。
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歯並びがキレイになるメリットは印象が良くなる以外にも…
ここまでで「歯並びを良くしたいな」「歯列矯正をしてみてもいいかも」と思った方へ、歯並びがキレイになることは、印象がよくなること以外にも、実は以下のようなさまざまなメリットをもたらすことをご紹介します。
・虫歯や歯周病のリスクが下がる
・免疫力アップにつながる
・消化器官の負担軽減
・発音が明瞭になる
歯列矯正をすることで長年の不調が解決したり、ご自身の歯を長く使用できたりする可能性が高まるかもしれません。
虫歯や歯周病のリスクが下がる
歯並びが整うことで、歯列の凹凸や歯同士の重なりがなくなるため、食べ物が挟まりにくくなったり歯磨きがやりやすくなったりとメリットがあります。
口内を清潔に保ちやすくなるので、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
免疫力アップにつながる
歯列矯正によって正しくかめるようになると、咀嚼回数が増えて唾液の分泌が増えます。
唾液には抗菌物質が含まれており、口内から侵入しようとする細菌やウイルスを体内に入れないように排除する働きがあります。
また、歯並びが整って口が閉じやすくなることで乾燥が起こりづらくなるため、風邪をひきにくくなったり、感染予防になったりとさまざまな効果が期待できるでしょう。
消化器官の負担を減らせる
正常なかみ合わせに近づくと、奥歯でしっかりと食べ物を細かくした状態で飲み込めるようになるので、胃や腸などの消化器官への負担を減らし、消化がスムーズになるなどの効果が期待できます。
発音が明瞭になる
歯列矯正によって歯並びが整うことで、発音が明瞭になったり滑舌が良くなったりするメリットもあります。
なぜなら、歯が正しい位置に移動すると、舌や唇をスムーズに動かしやすくなるためです。
コミュニケーションをとりやすくなったり、自信を持って人前で話せたりと良い影響が期待できます。
歯並びは印象を左右する大切なパーツ。あなたに合う治療方法を考えてみよう
あなたの歯並びはどんな印象を与えているでしょうか? 歯並びが整えば、もっと自信を持って笑えるかもしれません。
歯並びを改善する方法には、ワイヤーやマウスピースを使った矯正歯科治療と、セラミックなどを被せて見た目を整える補綴治療があります。
「どんな治療方法が合っているのか知りたい」という場合は、まずは歯科医院で相談してみましょう。
部分矯正が324,500円(税込)から始められるゼニュムのマウスピース矯正が気になる方は、まずは無料オンライン診断を実施してみてください。
費用は無料、お客様の氏名などの情報と歯並びの写真を送っていただくだけで、マウスピース矯正ができるかどうか、症例の難易度、おおよその費用などをお伝えします。
所要時間は数分程度なので、お気軽にご利用ください。