歯列矯正で食事が噛めないのはいつまで?矯正方法ごとの注意点も解説 Zenyum Japan

歯列矯正で食事が噛めないのはいつまで?矯正方法ごとの注意点も解説

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歯列矯正で食事が噛めないのはいつまで?矯正方法ごとの注意点も解説

歯列矯正中は、食事が噛めない、噛みにくいといったトラブルに悩まされることがあります。

ただし、痛みや装置が付いている違和感はずっと続くわけではありません。

今回の記事では、矯正中に食事が噛めないのはいつまで続くのか、噛めないときの対処法や、装置別の食事で気を付けたいポイントなどを紹介していきます。

 

歯列矯正中に食事が噛めないのはいつまで続く?

まずは痛みが出やすいタイミングや、食事が噛めないぐらいの痛みはどれぐらい続くのかを解説していきます。

 

痛みが出やすいタイミング

痛みが出やすいタイミングは、以下の3つです。

 

・矯正治療開始直後

・ワイヤーの調整後

・マウスピース交換後

 

ワイヤー矯正の場合、一般的に1カ月に1回程度ワイヤーを調整します。

歯科医師が手作業で歯をワイヤーで締めるため、強い力がかかりやすく、痛みを感じやすいでしょう。

一方でマウスピース矯正は、12週間ごとに新しいマウスピースに交換します。

新しいマウスピースの形は今の歯並びではなく、動かしたい歯並びに沿って製作されています。

そのため、現在の歯並びとマウスピースの形にズレが起こり、痛みが生じやすいのです。

 

痛みのピークは23日程度のケースが多い

食事が噛めないほどの痛みは、矯正装置を付けてから23日程度で落ち着く場合が多いです。

長くても1週間程度で痛みがなくなるケースがほとんどです。

 

痛くて食事ができないときは

痛くて食事ができないときは、以下のように対応することをおすすめします。

 

・矯正用ワックスの使用

・痛み止めの服用

 

ワイヤーやブラケットが口内に触れて痛いときは、矯正用ワックスを使用することで痛みを緩和できることがあります。

矯正用ワックスとは、シリコンなどでできたワックスをワイヤーブラケットのとがっている部分に付けることで、頬の内側や舌に装置が直接触れないようにする保護剤です。

ワックスは歯科医院で販売されています。

また、食事のときに噛もうとするとひどい痛みが出る場合は、痛み止めを服用してもかまいません。

事前に歯科医院で処方してもらえるケースもあります。

 

食事が噛めないときのおすすめ食材とNG食材

「矯正治療で痛みがあるときは、食事ができないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

たしかに、食品の中には痛みが出やすいものもありますが、調理方法や食材に気を付ければ、痛みがあっても食事が可能です。

ここからは、食事が噛めないときのおすすめ食材と避けたほうがよい食材を解説していきます。

 

おすすめ食材と調理法

痛くて噛めないときは、以下のような柔らかい食べ物がおすすめです。

 

・スープ

・お粥

・うどん

・豆腐料理

・卵料理

・柔らかいフルーツ(バナナ・桃・スイカ・マンゴーなど)

・ヨーグルト・ゼリー

 

また上記の食べ物以外でも、調理方法を工夫することで、食べられる食材の幅が広がります。

例えば「小さく切る」「すりおろす」「クタクタになるまで煮込む」ことで、硬い食材でも飲み込みやすくなるでしょう。

 

避けたほうがよい食材とは

痛みがあるときは以下のような硬い食べ物や、咀嚼に時間がかかるような食材は避けるようにしましょう。

・ナッツ

・フランスパンなどの硬いパン

・おせんべい

・りんご

・貝類

・ホルモンやミノなどの弾力のあるお肉

 

硬い食べ物は、噛むときに歯に刺激が伝わりやすくなるため、痛みが増す可能性があります。

 

ワイヤー矯正中の食事で気を付けたいこと

歯に痛みがあるときの食品の選び方に加えて、矯正装置によっても食事のルールが異なります。

次は「ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」それぞれの食事に関する気を付けたいポイントをご紹介します。

 

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正とは「ブラケット」と「ワイヤー」を歯に装着して歯を動かす矯正方法です。

歴史のある矯正方法で、あらゆる歯並びのお悩みや、噛み合わせの問題に対応できることが特徴です。

ワイヤー矯正には、歯の表側に装置を取り付ける「表側矯正」と、歯の裏側(舌側)に付ける「裏側矯正」の2種類があります。

裏側矯正は前から装置がほとんど見えないので、周囲にバレにくい治療法です。

表側矯正、裏側矯正ともに装置は固定式なので、ご自身で取り外すことはできません。

食事の際も装置は付けっぱなしなので、マウスピース矯正に比べて食事がしづらい場合や、気を付けたいポイントも多めです。

 

粘着性のある食べ物

ガムやソフトキャンディ、キャラメル、お餅などの粘着性のある食べ物は、装置や歯に絡まって取れなくなるおそれがあります。

無理やり取り除こうとすることで、装置が外れたりゆがんだりする可能性もあるでしょう。

 

装置に挟まりやすい食べ物

麺類などの長さのある食べ物や、繊維質の食べ物にも注意が必要です。

これらは普段から歯に挟まりやすい食材で、矯正装置が付いていることで、さらに挟まりやすくなります。

特に外食時には、すぐに歯磨きで取り除けなかったり、人の目が気になって食事がしづらかったりすることも予想されます。

装置に食べ物が挟まったままだと、虫歯のリスクも高まります。

 

装置の破損につながる可能性のある食べ物

歯に痛みがなくても、ワイヤー矯正の場合、硬い食べ物を食べると装置が壊れたり外れたりするリスクが高まるでしょう。

上の項目で挙げたような硬い食べ物はなるべく避けるようにしましょう。

もしも、装置が外れたり壊れたりした場合は、速やかに歯科医院へ連絡してください。

そのまま放置しておくと、歯に正しい矯正力が伝わらなくなり、治療計画にズレが生じるおそれがあります。

 

マウスピース矯正中の食事で気を付けるポイント

次は、マウスピース矯正中の食事で気を付けたいポイントについて解説していきます。

 

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、着脱可能な透明なマウスピースを使って歯を動かす矯正方法です。

装置は目立ちにくく、弱い力をかけてゆっくりと歯を動かしていくため、比較的痛みを感じづらいといわれています。

マウスピースブランドごとに一日の装着時間が決められているので、装着を怠らないこと、時間を管理することが治療を計画どおりに進めるキーポイントとなります。

マウスピース矯正の場合、食事と歯磨きは装置を外して行うため、ワイヤー矯正のように装置に食べ物が挟まったり、硬い食べ物で装置が壊れたりする心配は少ないでしょう。

ただし、使用方法を間違えると、虫歯のリスクが高まったり装置の破損につながったりするので、マウスピースの正しい使用方法についても確認しておきましょう。

 

食事のときはマウスピースを外す

食事のときは、必ずマウスピースを外してください。

マウスピースを付けたまま食事すると、以下のようなトラブルが起こるおそれがあります

 

・マウスピースが割れる

・マウスピースが変形する

・マウスピースに汚れがたまり、虫歯や歯周病のリスクが高まる

 

マウスピースは歯にフィットするようプラスチック素材で作られています。

そのため、食事のような歯を強く噛み締める動きには耐久性がありません。

マウスピースが壊れたまま使用すると、歯に正しい矯正力が伝わらず、歯が動かない、計画とは違う方向へ歯が移動するなどのリスクがあります。

もしも、マウスピースに不具合が生じた場合には、速やかに担当の歯科医師へと相談するようにしましょう。

ほかにも、マウスピースを付けたまま食事をすると、マウスピースと歯との間に食べかすが入り込み、細菌が増殖しやすくなります。虫歯や歯周病の原因となるので、ガムやアメなどを食べる際も、マウスピースは外すようにしてください。

 

水以外を飲むときはマウスピースを外す

マウスピースを付けたまま飲めるのは、基本的に水のみです。

ジュースなどの糖が含まれる飲み物は、虫歯の原因となりやすく、コーヒーや紅茶、ワインなどの色付きの飲み物は、マウスピースが変色するおそれがあるためです。

また、高温のお湯はマウスピースが変形する原因になることもあるので、外してから飲むことをおすすめします。

もしも、水以外の飲み物を飲んでしまったときは、なるべく早めに歯磨きをしたり、口を水でゆすいだりして汚れを落としましょう。

 

食後はマウスピースを忘れずにつける

食事や間食のたびにマウスピースを外していると、つけ忘れが増えて、気づくと1日の決められた装着時間に満たないことがよくあります。

マウスピースの装着時間が不足すると、以下のようなトラブルが起こる可能性が高くなります。

 

・後戻りが起こる

・新しいマウスピースが合わなくなり、再製作となる

・治療期間が延びる

・追加費用がかかる

・思ったような仕上がりにならない

 

マウスピースを外したら、付け忘れないようにリマインダーなどの通知を利用するとよいでしょう。

 

歯ブラシを持ち歩くようにする

食後は、歯の汚れを落としてからマウスピースを付けるようにしましょう。

マウスピースは歯全体を覆うような形で装着されるため、歯に唾液が触れにくくなります。

唾液は歯の表面を洗い流したり、細菌の働きを弱めたりする役割を持つため、汚れが多く残っている状態でマウスピースを装着することで、虫歯のリスクを高めるのです。

外食時でもすぐにマウスピースを付けられるように、歯ブラシを持ち歩くのがおすすめです。

すぐに歯磨きができないようなシーンでは、水でゆすいだり、マウスウォッシュをしたりするだけでも、ある程度の汚れを落とすことができるでしょう。

 

ゼニュムのマウスピース矯正の魅力

マウスピース矯正に使用するマウスピースは、さまざまなブランドから販売されています。

ブランドごとに費用や治療範囲などが異なります。

マウスピースブランドの一つである「ゼニュム」のマウスピース矯正には、以下のような魅力があります。

 

・部分矯正と全顎矯正の両方のプランあり

・追加治療が必要となったときの追加マウスピース費用は無料※

・部分矯正プランは、上下最大20本の歯が治療対象

(※一部条件あり、検査代は別途発生します)

部分矯正と全顎矯正の両方のプランあり

格安マウスピースブランドでは、前歯だけの見た目を整える「部分矯正」のプランしかない場合が多いです。

その点、ゼニュムであれば部分矯正と全顎矯正のどちらにも対応しており、部分矯正でも上下合計最大20本の歯が治療対象となるため、より幅広い歯並びのお悩みを相談いただける可能性が高いです。

ゼニュムのマウスピースが適応となるかは、症状によって異なります。

無料診断で、歯の状態をチェックした上で、患者様に合ったプランをご提案しております。

マウスピースでの治療が難しい場合には、ワイヤー矯正など適切な治療方法をおすすめすることもあります。

追加治療が必要となったときの追加マウスピース費用は無料

ゼニュムでは症例の難易度に合わせて部分矯正と全顎矯正の3つのプランをご用意しておりますが、どのプランも固定料金制です。

事前に料金をご提示した上での契約となるので「治療を始めたら思ったよりも費用が高くなった」「通院ごとに費用がかかる」といったことはありません。

多くのマウスピースブランドでは、追加治療にかかるマウスピースの費用は患者様負担とされていますが、ゼニュムでは追加マウスピースの費用は無料です。(※一部条件あり、検査代は別途発生します)

部分矯正プランは、上下最大20本の歯が治療対象

一般的なマウスピース矯正では、部分矯正で動かせる歯の本数は上下合わせて12本としているケースが多いです。

一方、ゼニュムでは上下合わせて最大20本の歯の矯正が可能です。

部分矯正の「ゼニュムクリア」のプランなら324,500円(税込)で治療可能です。

(※精密検査代(おおよそ税込22,00033,000歯科医院により異なる)、追加精密検査代、リテーナー費用は固定料金に含まれません。)

 

食事のしやすさは装置によって異なることも。あなたはどの矯正方法を選ぶ?

歯列矯正中、食事が噛めないほどの痛みは、矯正治療開始直後やワイヤー調整後、マウスピース交換後などのタイミングで感じやすいでしょう。

痛みのピークは23日程度であることが多く、ほとんどのケースで1週間程度経てば痛みは落ち着きます。

また、ワイヤー矯正、マウスピース矯正それぞれで、食事の際に気を付けるべきことが異なります。

歯を動かす過程で、どちらの矯正方法でも痛みは生じることがあるものの、食材や調理方法を工夫することでワイヤー矯正でも食事を楽しむことが可能です。

着脱式のマウスピースを使用する「マウスピース矯正」であれば、装置に食べ物が挟まったり、硬い食べ物が原因で装置が壊れたりする心配が少なく済むので、ストレスフリーで食事をしたいという方はマウスピース矯正がおすすめです。

マウスピース矯正が気になった方は、まずはマウスピース矯正が適応となるかどうか、ゼニュムの無料オンライン診断でご相談ください。

 

目次

山崎さとみ(歯科衛生士)

マウスピース矯正ができるのか気になる方は気軽にゼニュムの「オンライン無料診断」をお試しください。簡単な質問と歯の写真をご提出頂くだけで、マウスピース矯正の治療が可能かどうか、可能な場合のおおよその費用感と治療期間をご案内いたします。

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