口ゴボの原因は?放置するリスクと矯正方法のご紹介 Zenyum Japan

口ゴボの原因は?放置するリスクと矯正方法のご紹介

Zenyum Japan
口ゴボの原因は?放置するリスクと矯正方法のご紹介

歯に関するお悩みは人によってさまざまですが、その中の一つに口元がモコっとして見える「口ゴボ」といわれる症状があります。

口ゴボは口を開けたときだけでなく、横顔のバランスにも影響を与えることから「もう少し口元が引っ込んでいればな…」と悩む人も少なくありません。

見た目にコンプレックスを抱きやすい口ゴボですが、見た目以外にも良くない影響を与える可能性があることをご存じでしょうか?

今回は、口ゴボを放置するリスクや、口ゴボを治せる可能性のある矯正方法などについて解説していきます。

 

口ゴボとは?

まずは口ゴボがどのような症状を指すのか、口ゴボの判断基準や、口ゴボに見える原因などについて解説します。

口ゴボはどのような状態を指す?

口ゴボとは、口を閉じたときに口元が前に突き出し、膨らんでいる状態のことを指します。

口元がゴボッと出ていることから「口ゴボ」と呼ばれていますが、医学用語ではありません。

医学的には「上顎前突」や「上下顎前突」と呼ばれています。

口ゴボの判断基準

口ゴボかどうかを判断するのに明確な定義はありませんが、口ゴボかどうかをチェックする方法の一つに「Eエステティック)ライン」を確認するという考え方があります。

Eラインとは顎の最も尖った部分から鼻先を結んだラインのことで、横顔の美しさを示す指標の一つです。

横から見たとき、Eラインの内側に唇の上下が収まっている状態が理想的な横顔とされ、このEラインよりも外側に唇が位置している場合は、口ゴボである可能性が高いでしょう。

Eラインを確認するには、定規や人差し指などを顎と鼻先に当てて唇の位置を確認したり、横顔の写真を撮って顎と鼻先へ線を引いてみたりするなどの方法があります。

ただし、Eラインはあくまでも横顔の美しさを示す指標の一つに過ぎません。

Eラインの内側に唇が収まっていないからといって、必ずしも治療が必要というわけではなく、日本人にはEラインが整っている人は少ないともいわれています。

もともとEラインを提唱し始めたのは、アメリカの矯正歯科医です。

しかし、アメリカ人と日本人では骨格が異なり、日本人の鼻はアメリカ人と比べて低いという特徴があります。

そのため、Eラインの線にやや触れているぐらいであれば、Eラインの基準内に収まっていると考えて良いでしょう。

歯の傾きや唇の厚みによって口ゴボに見えることがある

口ゴボの原因は歯並びの乱れだけではありません。

「出っ歯だから」「歯並びがガタガタだから」口ゴボであるとは限らず、次のようなことが要因で口ゴボに見えることもあります。

 

・歯が前方に傾いて生えている

・唇に厚みがある

・口周りの皮膚が薄い

・顎の骨格が大きい

 

歯や顎のほかにも、口周りの皮膚や唇が原因で口ゴボに見える可能性があるのです。

 

口ゴボになる原因

口ゴボになる原因には「先天的要因」と「後天的要因」があります。

それぞれの原因について詳しく解説していきます。

骨格などが原因による「先天的要因」

先天的要因とは遺伝的な原因を指し、以下のような体の特徴を両親や祖父母から受け継ぐことにより、口ゴボになることがあります。

 

・歯のサイズが大きい

・歯のサイズに対して顎の骨が小さい

・上顎の骨格が大きい

・下顎の骨格が小さい

・上下の顎が大きく前に出ている

 

歯並びが乱れていなくても、生まれつきの顎の骨格や歯の大きさにより、口ゴボになるケースもあるのです。

遺伝による口ゴボは、ご自身で予防や改善をすることはできず、骨格が原因の口ゴボの場合は、歯列矯正ではなく外科手術が必要となることもあります。

舌の癖などが原因の「後天的要因」

また、習慣や癖によって歯や骨に影響を与えたことが原因で、後天的に口ゴボになる可能性もあるでしょう。

代表的な習慣や癖は次のとおりです。

 

・長期間指しゃぶりをしていた

・舌で前歯を押す

・爪を噛む

・下唇を噛む

・口呼吸をしている

・柔らかい食べ物ばかり食べている

 

指しゃぶりや舌で前歯を押したり、爪や唇を噛んだりする癖は、前歯が前方に傾いて生える原因になることがあります。

また、口呼吸は常に口が開いている状態のため、口周りの筋肉を鍛えられません。

口周りの筋肉が衰えてしまうと、前歯が前に突出しやすくなります。

他には、固いものが食べられる年齢になっても、柔らかい食べ物ばかりの食生活を送っていると、顎の骨が十分に発達しない可能性があります。

顎がきちんと成長していないと、歯が並ぶためのスペースが不足し、歯が重なって生えたり、傾いて生えたりするリスクが高まるのです。

顎の骨格が影響しておらず、前歯の傾きや歯のガタつきなどが口ゴボの原因となっている場合は、歯列矯正で改善できるケースが多く見られます。

 

口ゴボを治療しないとどうなる?

「口ゴボって治療した方がいいのかな?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

口ゴボは見た目のみならず、口や体の健康にも影響を与えることがあります。

次からは、口ゴボを放置することで考えられるリスクを解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯が重なり合っている部分やデコボコしている部分は、汚れがたまりやすく、歯ブラシが届きにくくなります。

磨き残しがあると、虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。

また、口ゴボによって口が閉じにくいと口内の乾燥を招きます。

唾液の分泌が減ると、唾液がもつ汚れを洗い流す作用や、歯を修復する再石灰化など、唾液が持つ働きが得にくいため、口内の免疫力が低下する恐れもあるでしょう。

前歯を怪我しやすい

歯が前に出ていると、物や人に衝突したときに歯や唇、口の中などを怪我しやすくなります。

また、歯が強い衝撃を受ければ、神経が死んでしまい、歯を残すことが難しくなるケースも考えられます。

そのため、日常的に衝突の多いスポーツなどをされる方は、特に注意が必要です。

顎関節に負担がかかる

口ゴボは、前歯で食べ物が噛みにくいため、顎関節に負担がかかりやすくなります。

その結果、口を開けると顎関節が痛い、口を大きく開けづらい、顎関節からパキパキ音がするなどの症状が出ることがあるでしょう。

消化器官に負担がかかる

口ゴボは上下の歯の噛み合わせが悪い状態です。

食べ物をうまく噛み砕くことが難しく、細かくならないまま飲み込んでしまいます。

すると、消化器官の負担が大きくなり、消化不良や腹痛を起こすリスクが高まるでしょう。

 

口ゴボを治せる可能性のある矯正方法とは

歯並びが原因となり口ゴボになっている場合は、歯列矯正で症状が改善できる可能性があります。

ただし、歯列矯正が症状改善の適応となるかどうか、どの矯正方法での治療が向いているのかは症状によって異なるため、まずは歯科医師に相談すると良いでしょう。

歯列矯正には以下のとおり3つの治療方法があります。

 

・マウスピース矯正

・ワイヤー表側矯正

・ワイヤー裏側矯正

 

どの矯正方法も治療する範囲によって「全体矯正」と「部分矯正」に分けられます。

全体矯正はすべての歯を動かすため、軽度から重度な症状まで幅広く対応が可能です。

一方、部分矯正は「前歯だけ」といったように、一部の歯並びを改善するために使用されるので、軽度から中等度の症状に向いています。

それぞれの矯正方法について、詳しく解説していきます。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使った矯正方法です。

形の異なる複数のマウスピースを製作し、数週間ごとに交換していくことで歯を動かしていきます。

少しずつ歯を動かしていくため、痛みを感じにくく、装置が目立ちにくいことがメリットです。

また、装置はご自身で着脱可能で、食事と歯磨きの際は装置を取り外すことができます。つまり、矯正中でも普段と変わらずに食事を楽しめ、口内を清潔に保ちやすいのも特徴といえるでしょう。

マウスピース矯正は、装置の着脱が可能という点で多くのメリットがある治療方法ですが、装着時間や交換のタイミングをしっかりと守らなければいけません。

そのため、きちんと管理ができる自信のある方に向いている方法といえます。

また、ワイヤー矯正に比べると、対応できる症例の数が少ないのがデメリットです。

マウスピース矯正ブランドのゼニュムでは、症状に合わせて3つのプランをご用意しています。 

<ゼニュムの料金プラン>

・軽中度の症例に対応「ゼニュムクリア」:324,500円(税込)

・重度の症例に対応「ゼニュムクリア・プラス」:575,000円(税込)

・複雑な症例に対応「ゼニュムクリア・プラス+」:660,000円(税込)

※精密検査代おおよそ税込22,00033,000円(クリニックにより異なる)・追加精密検査代・リテーナー費用(1セット税込27,000円)は別途お支払いいただく必要があります。

※追加治療においてマウスピース料金は無料でご利用いただけます(諸条件あり)。

 

歯列矯正には100万円以上かかるイメージを持つ人も少なくないでしょう。

ゼニュムでは、部分矯正が30万円台から治療できるため、これまで「費用のために歯列矯正に踏み出せなかった」という方でも挑戦しやすいのではないでしょうか。

全体矯正であっても、分割払いやショッピングローンなど、さまざまなお支払い方法に対応しています。

ただし、口ゴボをマウスピースで治療できるかどうかは、実際に歯科医師の診断が必要となります。

ゼニュムでは無料オンライン診断により、歯科医師がゼニュムのマウスピース矯正が適用となるかどうかを判断します。

ご自宅にいながら無料で診断が受けられるので、ぜひお気軽にご利用ください。

ワイヤー表側矯正

ワイヤー表側矯正とは、歯の表面につけた「ブランケット」と呼ばれる装置にワイヤーを通し、取れないように接着させて歯を動かす方法です。

装置は固定式のため、装着や調整はすべて歯科医院で行います。

歴史ある矯正方法であり、ワイヤーによって歯に強い力をかけるため、軽度から重度まであらゆる症状に対応が可能です。

一方で、ワイヤー表側矯正は、歯の表面にブラケットやワイヤーを取り付けることから、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。

また、マウスピース矯正のように装置の着脱ができないため、汚れがたまりやすくなります。結果として、虫歯や歯周病のリスクが高まったり、食事がしづらいと感じたりするケースもあるでしょう。

ワイヤー裏側矯正

ワイヤー裏側矯正は、ワイヤー表側矯正と歯を動かす仕組みは変わりませんが、歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着します。

そのため、前から見ても装置がほぼ見えないことがメリットであり「とにかく周りの人に矯正中だということがバレたくない」という方におすすめの方法です。

ただし、外見にはほとんど変化がありませんが、装置が裏側にあることによって舌が動かしづらくなることがあります。

装着に慣れるまでは、発音に影響が出るケースもあるでしょう。

また、装置の取り付けや調整には歯科医師の高い技術力が必要となるため、表側矯正に比べて費用が高い傾向にあります。

骨格や唇などが原因の場合は「外科手術」や「美容整形」が必要なケースも

口ゴボの原因によっては、歯列矯正だけでは症状を改善できないことがあります。

顎の骨格や唇の厚み、鼻の高さなどが原因となっている場合です。

骨格が原因の場合は、顎の骨を一部切って位置を調整する「外科手術」と歯列矯正を併用することがあります。

また、美容整形で唇の厚さを薄くしたり、鼻を高くしたりすることみより、口ゴボが改善されるケースもあるでしょう。

他にも、前歯のサイズが大きく口ゴボに見えている場合は「セラミック治療」と呼ばれる方法もあります。

このセラミック治療とは、歯を削って形を整え、薄いセラミックのシェルを歯の上から貼り付けることで、見た目を改善する治療です。

 

口ゴボのお悩みは、まず歯科医院で相談しよう

口ゴボになる原因には、歯の生え方や大きさ、顎の骨格、唇の厚さなどが関係しています。

生まれつき口ゴボとなる要因がある方や、幼少期の癖や習慣などで後天的に口ゴボになる方など、口ゴボの背景にはさまざまなケースが考えられるでしょう。

歯の生え方が口ゴボの原因となっている場合は、歯列矯正で改善できるケースがあります。

ただし、歯列矯正で治療可能かどうかは症状によって異なるため、まずは歯科医師へ相談するようにしましょう。

マウスピース矯正のゼニュムは、シンガポール発のブランドで、日本を含む9カ国に展開しています。

矯正費用も324,500円〜660,000円(税込)と、リーズナブルに治療ができます。

ゼニュムでは、専用のアプリに従ってご自身でマウスピースを交換していただくため、一般的な通院頻度が24回程度とワイヤー矯正に比べて少ないです。

そのため、通院できるか不安な方や、お近くにゼニュムを導入している歯科医院がないという方でも、挑戦しやすい治療方法といえるのではないでしょうか。

ゼニュムでは、無料オンライン診断も受け付けております。歯並びにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

目次

マウスピース矯正を検討したい方へ

ゼニュムでは、スマホやパソコンから簡単に出来るオンライン無料診断を実施しております。マウスピース矯正で治療が可能かどうかだけではなく、治療する場合のおおよその期間や費用、その他歯列矯正に関する疑問にもお答えいたします。

  • 歯列矯正で面長は治せるの?面長の治療方法についてご紹介

    歯列矯正で面長は治せるの?面長の治療方法についてご紹介

    「歯列矯正をしたら歯並びだけでなく面長も改善される?」「歯列矯正で顔が長くなったという口コミを目にしたんだけど大丈夫?」 面長と感じるにはいくつかの原因があり、歯並びを改善しても治らないケースがあります。 そこで今回は、面長が改善される見込みのある歯並びや、歯列矯正で顔が長くなったと感じないための対処法などについて解説します。   面長が改善される見込みのある歯並びの例 歯並びが原因で面長になっている場合、歯列矯正で歯並びが変化することによって顔の印象も変わり、面長が改善される可能性はあります。 顎の骨が長いことや、額が広いことなどが関係している面長の場合は、外科手術が必要となるなど、歯列矯正だけでは治らないケースもあるでしょう。 歯列矯正で面長が改善される歯並びは、次のとおりです。   ・出っ歯 ・乱ぐい歯 ・受け口 ・開咬   ただし、実際に歯列矯正で面長が改善されるかどうかは、歯科医師の診察を受けてみないと分かりません。 症状に当てはまっていたとしても、患者さまの症状によっては改善が難しいケースもあるので、まずは歯科医院で相談するようにしてください。 出っ歯 出っ歯の症状がある方は、前歯が前方に突出しているため、その前歯の傾きによって鼻の下が伸びて面長な印象を与えます。 歯列矯正で前歯の傾きを変えたり、位置を後ろに下げたりすると、鼻の下の皮膚が伸びなくなるため、面長の改善が期待できます。 ただし歯並びの問題だけではなく、上顎そのものが前に突き出て出っ歯になっているといったように、骨格にも問題がある場合は、顎の骨を切る外科手術が必要となることもあります。 乱ぐい歯 乱ぐい歯とは、歯と歯が重なりあって生えており、歯列から歯がはみ出ているような、ガタガタな歯並びのことを指します。 他にも、叢生や八重歯とも呼ばれます。 乱ぐい歯を治療すると、歯並びや噛み合わせが改善され、輪郭がすっきりと見えるようになる可能性があります。 受け口 上顎よりも下顎が前にでている状態を受け口といいます。 受け口だと顎が長く見えるため、面長に見られやすいでしょう。 歯並びが原因で受け口になっているケースでは、下の歯を後方へ下げる治療をすることにより、面長が改善される見込みがあります。 ただし、骨格に問題のある受け口では、矯正治療だけでは改善されないこともあります。 開咬...

    歯列矯正で面長は治せるの?面長の治療方法についてご紹介

    「歯列矯正をしたら歯並びだけでなく面長も改善される?」「歯列矯正で顔が長くなったという口コミを目にしたんだけど大丈夫?」 面長と感じるにはいくつかの原因があり、歯並びを改善しても治らないケースがあります。 そこで今回は、面長が改善される見込みのある歯並びや、歯列矯正で顔が長くなったと感じないための対処法などについて解説します。   面長が改善される見込みのある歯並びの例 歯並びが原因で面長になっている場合、歯列矯正で歯並びが変化することによって顔の印象も変わり、面長が改善される可能性はあります。 顎の骨が長いことや、額が広いことなどが関係している面長の場合は、外科手術が必要となるなど、歯列矯正だけでは治らないケースもあるでしょう。 歯列矯正で面長が改善される歯並びは、次のとおりです。   ・出っ歯 ・乱ぐい歯 ・受け口 ・開咬   ただし、実際に歯列矯正で面長が改善されるかどうかは、歯科医師の診察を受けてみないと分かりません。 症状に当てはまっていたとしても、患者さまの症状によっては改善が難しいケースもあるので、まずは歯科医院で相談するようにしてください。 出っ歯 出っ歯の症状がある方は、前歯が前方に突出しているため、その前歯の傾きによって鼻の下が伸びて面長な印象を与えます。 歯列矯正で前歯の傾きを変えたり、位置を後ろに下げたりすると、鼻の下の皮膚が伸びなくなるため、面長の改善が期待できます。 ただし歯並びの問題だけではなく、上顎そのものが前に突き出て出っ歯になっているといったように、骨格にも問題がある場合は、顎の骨を切る外科手術が必要となることもあります。 乱ぐい歯 乱ぐい歯とは、歯と歯が重なりあって生えており、歯列から歯がはみ出ているような、ガタガタな歯並びのことを指します。 他にも、叢生や八重歯とも呼ばれます。 乱ぐい歯を治療すると、歯並びや噛み合わせが改善され、輪郭がすっきりと見えるようになる可能性があります。 受け口 上顎よりも下顎が前にでている状態を受け口といいます。 受け口だと顎が長く見えるため、面長に見られやすいでしょう。 歯並びが原因で受け口になっているケースでは、下の歯を後方へ下げる治療をすることにより、面長が改善される見込みがあります。 ただし、骨格に問題のある受け口では、矯正治療だけでは改善されないこともあります。 開咬 開咬(オープンバイト)とは、奥歯が噛み合っていても前歯が噛み合わず、上下の前歯に隙間が空いた状態になることです。 口が開いた状態になりやすかったり、口を閉じようとすると下顎に梅干しのようなシワができたりするため、面長な印象を与えやすい症状の一つといえます。 開咬が起こりやすい原因として、前歯が傾斜して生えていることや、歯が一定の位置まで伸びきれなかったことなどが挙げられます。 歯列矯正で開咬を改善できれば、口を閉じやすくなり、顎が短くなったように見えるため、面長に見えにくくなるでしょう。   面長の矯正方法にはどんな種類がある? 面長を歯列矯正で改善する場合には、以下の代表的な3つの方法があります。   ・ワイヤー表側矯正 ・ワイヤー裏側矯正 ・マウスピース矯正   それぞれの治療方法について詳しく解説します。 ワイヤー表側矯正 ワイヤー表側矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置や金属のワイヤーを取り付け、ワイヤーの力で歯列を整える治療法です。 装置は固定式のため、着脱や管理が面倒という方にはおすすめの方法といえます。 また、多くの症例に対応しているため、マウスピース矯正では治療が難しい重度な歯並びの乱れなどでも、ワイヤー矯正であれば治療できる可能性が高いでしょう。 ただし、歯の表側につける装置が目立つため、見た目に抵抗があるという方も少なくありません。 最近では、歯の色に合わせて透明なブラケットや白いワイヤーなどを選択できる歯科医院もありますが、やはり装置の凹凸などを完全に目立たなくすることは難しいでしょう。 ワイヤー裏側矯正 歯を動かす原理はワイヤー表側矯正と同じで、さらに装置を目立たなくしたものがワイヤー裏側矯正です。 装置を歯の裏側(舌側)の見えない位置に取り付けるため、矯正中であることがほぼ分からないというメリットがあります。 費用は3つの方法の中でも高額になりやすく、費用相場は100〜150万円程度といわれています。 高額な理由としては、装置の取り付けやワイヤーの調整に高い技術力が必要となるためです。 また、歯の裏に装置があって着脱ができないことから、歯磨きがしづらいというデメリットも挙げられます。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、着脱式の透明なマウスピースを使って行う矯正治療です。 どんな歯並びの方でもマウスピース矯正ができるというわけではなく、噛み合わせの問題がない軽度な症例のみに対応しているなど、マウスピースブランドによっては適用範囲が限定されることもあります。 そのため「私の歯並びはマウスピース矯正で治療できるの?」と心配な方は、一度歯科医院で相談してみると良いでしょう。 また、ワイヤー矯正の費用相場が30〜150万円程度なのに対し、マウスピース矯正は30〜90万円程度と、比較的リーズナブルに治療できる可能性が高いのもメリットの一つです。 ワイヤー矯正では、装置が邪魔となって歯磨きがしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高まる恐れがあります。 その点、マウスピース矯正ならば食事と歯磨きの際は装置が外せるため、ストレスなく過ごすことが可能です。 歯列矯正をしながら口内をできる限り清潔に保ちたい方は、着脱可能なマウスピース矯正がおすすめです。 ただし、装着時間を守らないと矯正治療の効果が出ない可能性があることを覚えておきましょう。 マウスピース矯正ブランドのゼニュムでは、部分矯正と全体矯正それぞれに対応したプランをご用意しています。 ・「ゼニュムクリア」324,500円(税込):部分矯正・軽中度の症例に対応 ・「ゼニュムクリア・プラス」575,000円(税込):全体矯正・重度の症例に対応 ・「ゼニュムクリア・プラス+」660,000円(税込):複雑な症例に対応   ゼニュムの場合、一般的な通院頻度も2〜4回程度と少ないため、お仕事や家庭の都合で通院に不安がある方でも、比較的始めやすいといえます。 通院頻度が少ないと、歯科医師に治療に関する質問などを気軽にしにくいことから、患者様の中には治療中に不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。 ゼニュムでは、LINEを通じて専門医に疑問や不安を相談できるサービスや、アプリから治療の進捗状況を確認できるサービスを提供しています。 「通院回数が少ないから歯科医師に相談できない」「治療の進捗状況が分からない」ということはないので、安心してお任せください。 ゼニュムのマウスピース矯正が気になるという方は、まずは無料オンライン診断より、お気軽にご相談ください 無料オンライン診断で分かることは、マウスピース矯正が適用となるのか、症例の難易度、治療期間、費用などです。 自宅にいながら診断ができるため、忙しい方はもちろん「とりあえずマウスピース矯正ができるのかどうか知りたい」という方でも、気軽にご相談いただけます。 以下のフォームから、ぜひ無料オンライン診断をご利用ください。 ゼニュムの無料オンライン診断   歯列矯正で面長になることはある? 歯列矯正によって歯並びや噛み合わせが改善されると、面長が目立たなくなったり、フェイスラインがすっきりしたりと、メリットがあります。 しかしながら、場合によっては面長が目立ってしまうことがあります。 その理由を確認していきましょう。 矯正装置によって口元が膨らむ 矯正装置の厚みによって口元が膨らむと、その分人中が伸びるため、顔が長くなったと感じることがあります。 また、無理に口を閉じようとすると下顎が伸び、顔の縦ラインが強調されてしまいます。 装置の厚みによって見た目が変化している場合、矯正期間が終了して装置が外れれば、見た目が気になることはほとんどないでしょう。 一時的なものなので、過度に心配する必要はありません。 出っ歯が改善され口元の張りがなくなった 前に傾いて生えていた歯や、凹凸のある歯列が矯正治療によって改善され、噛み合わせが正常な状態になると、口元やエラがすっきりして逆に面長になったと感じることがあります。 また、抜歯をして口元を大きく後ろに下げすぎると、鼻の下の皮膚が伸びて面長に見える原因になります。 症状によっては、抜歯が必要なケースももちろんありますが、抜歯が原因ですべての人が面長に見えるというわけではありません。 食事の量が減って痩せた 矯正期間中は、歯が動く痛みや違和感で食事の内容が変わったり、食事回数が減ったりすることがあります。 一回一回の食事に時間がかかることから、少しの量で満腹感を得るようになったと感じる人もいるでしょう。 食事の内容や量が変わったり、装置の着脱が面倒で間食が減ったりすることが原因となり、矯正前よりも痩せて頬がこけたことで、面長になったと感じるケースがあります。 表情筋が衰えた 食事の量や回数が減ると、必然的に咀嚼回数も減ります。 また、装置が邪魔で話しづらいと感じる人もいることから、口周りの筋肉を動かす機会が減ることが予想されます。 すると、口周りの筋肉が衰えてしまい、顔全体が下がった印象になりやすく、面長になったと感じることがあるのです。   歯列矯正で面長にならないためにできること 面長になるリスクは、装置や歯科医院の選び方、日常のケアによって減らすことができます。 具体的には、以下のような方法がおすすめです。   ・口元に厚みの出にくい装置を選ぶ ・矯正中の食事が不安な方は着脱式の装置を選ぶ ・顔のバランスを考慮した治療をしてくれる歯科医院を選ぶ ・表情筋を鍛える   それぞれ解説します。 口元に厚みの出にくい装置を選ぶ 装置の厚みによって面長になるのが嫌という方は、ワイヤー裏側矯正やマウスピース矯正を選ぶといいでしょう。 ワイヤー裏側矯正は、歯の裏側に装置を取り付けるので、装置によって口元が出っ張ることはありません。 マウスピース矯正は、歯全体を覆う形でマウスピースを装着するので、多少の厚みはありますが、違和感を覚えるほど見た目に変化はないでしょう。 ワイヤー表側矯正は、ブラケットとワイヤーを装着する分の厚みがでやすいので、口元が膨らむと感じてしまう可能性が高いです。 特に、もともと出っ歯の症状がある方は、そこへさらにブラケットワイヤーの厚みがプラスされることで、見た目の変化を感じやすいでしょう。 矯正中の食事が不安な方は着脱式の装置を選ぶ ワイヤー矯正は、強い力を使って歯を動かしていく矯正方法のため、マウスピース矯正に比べると咀嚼時に痛みを感じやすかったり、食事がしづらかったりすることがあります。 一方でマウスピース矯正は、比較的弱い力で歯を動かしていくため、痛みを感じにくいです。また、食事中は装置を取り外せることから、食事内容を変える必要がありません。 矯正によって「食事が楽しめなくなるのは嫌だな」「痩せてしまうのは避けたい」という方には、マウスピース矯正がおすすめです。 ただし、ワイヤー矯正の方が強い力をかけて歯を動かせるため、対応できる症例が多いことも事実です。 そのため、マウスピース矯正で治療をしたいと思っていても、ワイヤー矯正の方が向いていると判断されることもあります。 最終的には、歯科医師の意見を参考にしながら、ご自身に合う矯正装置を選ぶようにしましょう。 顔のバランスを考慮した治療をしてくれる歯科医院を選ぶ 歯列矯正を始める前のシミュレーションや検査が不十分だと、口元を後ろに下げすぎてしまい、顔のバランスが変わってしまうことがあります。 矯正を検討する際は、精密検査やシミュレーションをしっかり行っている歯科医院を選ぶことが大切です。 また、歯並びだけでなく、治療後の顔のバランスの変化まで考慮して治療を進めてくれる歯科医院だと、見た目が嫌に変化してしまうというリスクを最小限に抑えられるでしょう。 表情筋を鍛える 矯正治療中は、痛みによって食事の回数が減ってしまうことから、口元の筋肉が衰えてしまう傾向にあります。 表情筋が衰えると、顔が長くなったと感じやすくなるため、表情筋を鍛えるトレーニングをするのがおすすめです。 口を大きく動かしたり、舌を出したりすると、口周りの筋肉が鍛えられるでしょう。   面長が気になる方は一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください 顔が面長に見える理由には、歯並びや顎の長さ、額の広さなど、多くの原因が関係していることもあるでしょう。 歯並びが原因で面長となっている場合、症状によっては歯列矯正で改善できる可能性があります。 ただし、すべてのケースで改善できるとは限りませんので、まずは歯科医師に相談するのがおすすめです。 とはいえ、相談するために歯科医院の予約を取り、実際に来院するのは面倒だと感じる人もいるかもしれません。 マウスピース矯正のゼニュムでは、患者さまが通院する負担を減らすために、無料オンライン診断を実施しています。 無料オンライン診断であれば、自宅にいながらマウスピース矯正が適用となるのか診断できます。「私の面長は治療可能なのかな?」と疑問に思った方は、ぜひお気軽にご活用ください。  

    |
  • 部分矯正で治せる前歯ってどんな症状?メリット・デメリットを解説

    部分矯正で治せる前歯ってどんな症状?メリット・デメリットを解説

    「私の歯並びって部分矯正で治るのかな?」「手軽に矯正できる部分矯正に魅力を感じるけど、デメリットってあるのかな?」 部分矯正は治療範囲を限定することで、治療期間や費用を抑えやすい矯正方法です。 しかし、部分矯正には適応できる症例とできない症例があります。 今回は、部分矯正が適応できる可能性が高い症例や、メリット・デメリットなどについて解説します。   部分矯正が適応できる症例 よく知られている歯列矯正は「全体(全顎)矯正」といい、すべての歯に矯正装置を付けて歯並びの改善を目指します。 しかし、歯列矯正を検討中の方の中には「もっとリーズナブルに歯並びを治す方法はないの?」「前歯の隙間をちょっと埋めたいだけなのに、大袈裟な装置をつけるのは嫌…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。 そんなお悩みを持っている方には、気になる部分のみを矯正する「部分矯正」という選択肢があります。 全体矯正はすべての歯を動かせるため、多くの症例に対応できるという特徴がありますが、反対に部分矯正は見た目の改善を目的とした治療のため、お悩みの根本的な解決にならない場合があります。 そのため、歯並びによっては全体矯正の方が理想の歯並びに近づける可能性があるでしょう。 では、具体的にどのような症状が部分矯正に向いているのか解説していきます。 ①前歯に軽度なガタつきや重なりがある 「前歯一本だけが少し前に出ている」「一本だけ歯列からはみ出て生えている」など、前歯の歯列に軽度なガタつきが見られる場合は、部分矯正で改善できる可能性があります。 前歯が全体的にガタガタしていたり、歯列からかなり外れた場所に歯が生えたりしている場合などは、奥歯から全体的に歯を動かさなければいけない可能性があるため、全体矯正の方が向いているでしょう。 ②前歯が少しだけねじれて生えている 前歯の一部が他の歯と比べて回転していたり、斜めになって生えていたりする場合は、部分矯正で歯の向きや角度を変えることにより、見た目を改善できる可能性があります。 ③一部の歯に矯正治療後の後戻りが起こっている 過去に歯列矯正をしており、一部の歯が再び動いて歯並びが戻ってきたと感じる場合、部分矯正で再矯正できるケースがあります。   部分矯正が適応できない症例 一方、部分矯正で治療できない症例には以下のようなものが挙げられるでしょう。 ①噛み合わせを含めた治療が必要である 歯列の乱れは、単に見た目に関する問題なだけではなく「上下の歯が噛み合わない」など、噛み合わせの異常を引き起こしていることもあります。   ・奥歯を噛んだ時に上下の前歯の間に隙間ができる(開咬) ・奥歯を噛んだ時に上の歯が下の歯に深く覆いかぶさる(過蓋咬合) ・受け口   このような噛み合わせの異常は、部分矯正では対応できない可能性が高いでしょう。...

    部分矯正で治せる前歯ってどんな症状?メリット・デメリットを解説

    「私の歯並びって部分矯正で治るのかな?」「手軽に矯正できる部分矯正に魅力を感じるけど、デメリットってあるのかな?」 部分矯正は治療範囲を限定することで、治療期間や費用を抑えやすい矯正方法です。 しかし、部分矯正には適応できる症例とできない症例があります。 今回は、部分矯正が適応できる可能性が高い症例や、メリット・デメリットなどについて解説します。   部分矯正が適応できる症例 よく知られている歯列矯正は「全体(全顎)矯正」といい、すべての歯に矯正装置を付けて歯並びの改善を目指します。 しかし、歯列矯正を検討中の方の中には「もっとリーズナブルに歯並びを治す方法はないの?」「前歯の隙間をちょっと埋めたいだけなのに、大袈裟な装置をつけるのは嫌…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。 そんなお悩みを持っている方には、気になる部分のみを矯正する「部分矯正」という選択肢があります。 全体矯正はすべての歯を動かせるため、多くの症例に対応できるという特徴がありますが、反対に部分矯正は見た目の改善を目的とした治療のため、お悩みの根本的な解決にならない場合があります。 そのため、歯並びによっては全体矯正の方が理想の歯並びに近づける可能性があるでしょう。 では、具体的にどのような症状が部分矯正に向いているのか解説していきます。 ①前歯に軽度なガタつきや重なりがある 「前歯一本だけが少し前に出ている」「一本だけ歯列からはみ出て生えている」など、前歯の歯列に軽度なガタつきが見られる場合は、部分矯正で改善できる可能性があります。 前歯が全体的にガタガタしていたり、歯列からかなり外れた場所に歯が生えたりしている場合などは、奥歯から全体的に歯を動かさなければいけない可能性があるため、全体矯正の方が向いているでしょう。 ②前歯が少しだけねじれて生えている 前歯の一部が他の歯と比べて回転していたり、斜めになって生えていたりする場合は、部分矯正で歯の向きや角度を変えることにより、見た目を改善できる可能性があります。 ③一部の歯に矯正治療後の後戻りが起こっている 過去に歯列矯正をしており、一部の歯が再び動いて歯並びが戻ってきたと感じる場合、部分矯正で再矯正できるケースがあります。   部分矯正が適応できない症例 一方、部分矯正で治療できない症例には以下のようなものが挙げられるでしょう。 ①噛み合わせを含めた治療が必要である 歯列の乱れは、単に見た目に関する問題なだけではなく「上下の歯が噛み合わない」など、噛み合わせの異常を引き起こしていることもあります。   ・奥歯を噛んだ時に上下の前歯の間に隙間ができる(開咬) ・奥歯を噛んだ時に上の歯が下の歯に深く覆いかぶさる(過蓋咬合) ・受け口   このような噛み合わせの異常は、部分矯正では対応できない可能性が高いでしょう。 ②重度な不正咬合 重度の出っ歯や歯列の全体的なガタつき、歯の重なりが大きいなど、不正咬合の症状が重い場合は、部分矯正ができないことがあります。 これらの症状は、歯がきれいに並ぶスペースが不足していることで起こりやすいといわれています。 治療のためには、抜歯などでスペースを確保しなければいけないケースが多いのですが、部分矯正の場合は歯を動かすスペースが限られているため、治療が困難となるのです。 そのため、重度な不正咬合の場合には、全体矯正の方が向いていると判断されることがあります。 ③骨格の問題がある 重度の出っ歯や受け口の症状では、単なる歯の傾きや生える位置だけでなく、骨格の問題を伴っているケースもあります。 上下の顎が大きくずれていることが原因の場合は、矯正治療に加えて外科手術が必要になることもあるでしょう。   部分矯正のメリット 部分矯正は対応できる症例が限られるものの、適用となれば多くのメリットがある治療方法です。 部分矯正には、主に以下のようなメリットがあります。   ・治療期間が比較的短い ・全体矯正に比べて費用が抑えやすい ・痛みを抑えやすい   それぞれ詳しく解説していきます。 治療期間が比較的短い 部分矯正は、動かす歯の本数が少ないことから、全体矯正に比べて歯の移動量が少ないです。 元々の症状や目指す歯並びによって異なりますが、治療期間は比較的短いといえます。 マウスピース矯正の場合、全体矯正の一般的な治療期間が6〜15カ月程度なのに対し、部分矯正は3〜9カ月程度と短めです。 矯正装置によっては、矯正期間中に食事がしづらかったり、見た目が気になったりするという方も多いでしょう。 治療期間が短いと、その分ストレスが軽減でき、通院回数も少なく済むというメリットもあります。 全体矯正に比べて費用が抑えやすい 部分矯正は、治療期間が短いことや、使用する矯正器具が少なく済むことから、全体矯正に比べて費用を抑えやすいという特徴もあります。 歯列矯正というと、100万円を超えるイメージを持つ方もいるかもしれません。 しかし、部分矯正であれば、全体矯正の半分程度の費用で治療できる可能性が高いでしょう。 痛みを抑えやすい 部分矯正は、動かす歯の本数や距離が少ない分、全体矯正と比べて痛みを抑えられやすいでしょう。 「矯正中に痛みが原因で食事をおいしく食べられなかったら嫌だな」「痛みに弱いから歯列矯正を諦めていた」という方でも、部分矯正が適用となれば挑戦しやすくなるかもしれません。   部分矯正のデメリット メリットがある一方で、部分矯正にはデメリットも存在します。 メリットとデメリットの両方を理解し、納得した上で治療方法を選択するのがおすすめです。 部分矯正のデメリットは、以下のとおりです。   ・対応できる症例が限られる ・歯を削るケースがある ・無理に部分矯正をすると思ったような仕上がりにならないことがある   それぞれ解説していきます。 対応できる症例が限られる 部分矯正では、動かせる歯の範囲が限定されます。 そのため、重度な歯並びの乱れが重度の場合や、噛み合わせの問題を伴っているケースなど、複雑な症例には対応できません。 部分矯正は、そもそも機能面の改善ではなく、前歯の小さなズレやねじれなど「見た目の改善」を目的とした治療です。 ご自身では「前歯を1本だけ部分矯正で治せば、歯並びがきれいになるだろう」と思っていても、実際に歯科医師の診断を受けると、全体矯正が必要だと判断されるケースもあります。 あらかじめ「部分矯正には対応できる症例が少ない」ということを頭に入れておくと良いでしょう。 また、部分矯正では何本の歯が治療対象になるのか、歯科医院やマウスピース矯正ブランドごとに異なります。 本数が少ない場合は、期待できる効果も小さい場合があるため、何本の歯を動かすことができるのか、事前に確認しておくことをおすすめします。 歯を削るケースがある 部分矯正での治療をする場合、抜歯をしないという治療方針の歯科医院やマウスピースブランドが多いです。 その代わり「IPR」と呼ばれる歯の周囲を削る処置により、スペースを確保する場合があります。 IPRは、歯の一番外側にあるエナメル質を少量削るだけなので、しみたり、歯がもろくなったりするトラブルはほとんどないでしょう。 症状によっては、IPRも抜歯も不要となるケースもあります。 無理に部分矯正をすると思ったような仕上がりにならないことがある 部分矯正は、歯の全体バランスや噛み合わせなども考慮して治療する全体矯正とは違い、気になる部分の見た目だけを整える治療法です。 前歯以外にも気になる場所があるにもかかわらず、無理に部分矯正で治療をしたり、治療完了後の目標を高く設定したりしている方は、思ったような仕上がりではないと感じることがあります。   部分矯正の治療方法は? 部分矯正には、次の3つの方法があります。   ・ワイヤー表側矯正 ・ワイヤー裏側矯正 ・マウスピース矯正   向いている矯正装置は、症状によって異なります。ご自身にはどのような矯正方法の選択肢があるのか、まずは一度歯科医院で相談してみることがおすすめです。 では、それぞれにどのような特徴があるのかチェックしていきましょう。 ワイヤー表側矯正 ワイヤー表側矯正は、歯の表面にワイヤーとワイヤーを通すためのブラケットを接着し、ワイヤーによる力で歯を移動させる方法です。 矯正方法の中でも、最も広く知られている矯正装置でしょう。 装置は固定式なので、1〜2カ月に1回ほど歯科医院へ通院してワイヤーを調整します。そのため、ご自身で管理する手間や時間を省くことが可能です。 一方、歯磨きがしにくい、装置が目立ちやすい、ブラケットの厚みで口元がやや膨らみやすいなど、デメリットもあるでしょう。 ワイヤー裏側矯正 ワイヤー矯正にはもう一種類、ワイヤー裏側矯正という方法もあります。 ブラケットとワイヤーを使用する点は同じですが、装置を取り付ける位置が裏側(舌側)となるため、装置がほとんど見えません。 そのため、とにかく矯正中であることが知られたくないという方におすすめの方法でしょう。 目立ちにくいというメリットがある一方で、見えない場所に装置があることから、歯磨きがしづらく磨き残しが増える傾向にあります。 また、舌が装置に触れやすいため、慣れるまでは会話がしづらいと感じたり、舌が傷つきやすかったりするデメリットもあるでしょう。 さらに、裏側に装置があることにより、ワイヤーの取り付けや調整の難易度が高くなるため、ワイヤー表側矯正に比べて費用が高額になります。 マウスピース矯正 マウスピース矯正は、歯全体を覆うような透明のマウスピース型の矯正装置を付け、歯を動かす矯正法です。 最初に複数のマウスピースを製作し、決められたタイミングがきたら患者さま自身でマウスピースを交換していただきます。 食事と歯磨きのときはマウスピースを取り外せるので、食事がしづらい、歯磨きがしにくいといったストレスが軽減できるでしょう。 ただし、決められた装着時間を守らないと、思ったような仕上がりにならない可能性があります。 また、装置の紛失や破損などでマウスピースが使用できなくなると、マウスピースの作り直しや修理が必要となり、治療を一時中断してしまう恐れもあります。 そのため、マウスピースの装着時間を守れるような、自己管理がきちんとできる方に向いている治療法といえるでしょう。 マウスピース矯正ブランドのゼニュムでは、部分矯正プランの「ゼニュムクリア」が324,500円(税込)から始められます。このプランは、主に軽中度の症例に対応しています。 一般的なマウスピースを使った部分矯正は、治療範囲を上下合わせて12本の歯としている場合が多いです。 しかし、同じ部分矯正でもゼニュムの部分矯正であれば、上下合わせて最大20本の歯を動かせます。 もし、部分矯正ではなく全体矯正が必要だと判断された場合でも、ゼニュムではマウスピースを使った全体矯正プランもご用意しているのでご安心ください。 全体矯正のプランは2種類あります。 重度な症例に対応できる「ゼニュムクリア・プラス」は575,000円(税込)、より複雑な症例に対応した「ゼニュムクリア・プラス+」は660,000円(税込)です。 ゼニュムのマウスピース矯正が気になった方は、無料オンライン診断をご利用ください。マウスピース矯正が適用となるのか、適用となる場合はどのプランになるかなど、おおよその状況をご案内いたします。 以下のフォームから、無料オンランイン診断へお進みいただけます。お気軽にお問合せください。 ゼニュムの無料オンライン診断   全体矯正と部分矯正あなたにあった方法で快適な矯正生活を送ろう 部分矯正は見た目重視の治療であることから、歯並びの乱れが重度の方などには向いていない治療方法です。 全体矯正と部分矯正のどちらで治療をした方がいいのかご自身で判断することは難しいので、まずは歯科医院へ相談してみてください。 部分矯正が適用となれば、矯正装置の選択肢は多くの場合「ワイヤー表側矯正」「ワイヤー裏側矯正」「マウスピース矯正」の3種類となります。 特徴やメリット・デメリットはそれぞれ異なるため、歯科医師と相談しながらご自身に合う装置を探してみてください。 マウスピース矯正のゼニュムでは、部分矯正と全体矯正の両方に対応したプランをご用意しております。 また、無料オンライン診断では、マウスピース矯正が可能かどうか、治療する場合はどのようなプランになるのかなど、おおよその状態をお答えいたします。ぜひお気軽にご活用ください。 ゼニュムの無料オンライン診断    

    |
  • 犬歯と八重歯の違いとは?歯列矯正で八重歯は治せるの?

    犬歯と八重歯の違いとは?歯列矯正で八重歯は治せるの?

    「犬歯(八重歯)が気になるけど、治療した方がいいのかな?」「犬歯(八重歯)を治すにはどんな方法が向いているんだろう?」 このようなお悩みはありませんか? 混同しやすい「犬歯」と「八重歯」ですが、犬歯と八重歯はそれぞれ別物なのです。 そこで今回は、犬歯と八重歯の違いや八重歯になる原因、八重歯の治療方法などについて解説します。   犬歯と八重歯は違うの? 多くの方が「犬歯=八重歯」だと認識していますが、実は犬歯と八重歯は別物であり、それぞれ別の意味を持っています。 一体なぜ、犬歯は八重歯と間違われやすいのでしょうか? まず、犬歯と八重歯はそれぞれ何を指すのか、混同されやすい理由について確認していきましょう。 犬歯と八重歯は別物 前述のとおり、犬歯と八重歯は別物です。 犬歯は前歯から数えて3番目の歯のことで、つまりは歯の名称を指しています。 一方で八重歯は、歯が重なるようにして生えている歯並びの状態をいいます。 そのため、生えている位置が通常よりもずれている歯は、すべて八重歯と呼ぶのです。 もちろん、犬歯が八重歯になることもありますが、犬歯以外の歯を八重歯と呼ぶこともあります。 犬歯=八重歯だと思われやすい理由 多くの方が「犬歯=八重歯」だと思っている理由は、犬歯が八重歯になりやすい歯といえるためでしょう。 上の歯が乳歯から永久歯に生え変わるときは、前歯から奥歯へと順番に抜けていくことが多いです。 その中でも、犬歯は両隣の歯に比べて生えてくるのが遅く、先に生えた永久歯によってスペースが奪われると、歯列からはみ出て生えてしまう可能性があります。 そのため、犬歯が八重歯になるケースが多いことから、混同されやすいのです。   八重歯になる原因 次は、八重歯になる原因についてご紹介します。 他の歯よりも生えるタイミングが遅い 乳歯から永久歯へと生え変わるタイミングが遅い歯は、先に生えた永久歯によってスペースが奪われることが多く、歯列からはみ出た形になりやすいです。 反対に、虫歯などのトラブルが原因となり、本来よりも早い段階で乳歯が抜けてしまうと、永久歯が生えるまでに時間がかかります。 すると、両隣の歯がスペースを埋めようと倒れ込んで生える形となり、永久歯が生える頃にはスペースが足りず、八重歯になってしまうケースもあるのです。 顎が小さい 顎が小さい方は、口内にスペースが不足しやすいため、八重歯になりやすいです。 顎の骨格が生まれつき小さい方もいますが、口周りの癖や食生活などによっては顎の発育が不十分で、結果として八重歯になってしまう場合もあります。...

    犬歯と八重歯の違いとは?歯列矯正で八重歯は治せるの?

    「犬歯(八重歯)が気になるけど、治療した方がいいのかな?」「犬歯(八重歯)を治すにはどんな方法が向いているんだろう?」 このようなお悩みはありませんか? 混同しやすい「犬歯」と「八重歯」ですが、犬歯と八重歯はそれぞれ別物なのです。 そこで今回は、犬歯と八重歯の違いや八重歯になる原因、八重歯の治療方法などについて解説します。   犬歯と八重歯は違うの? 多くの方が「犬歯=八重歯」だと認識していますが、実は犬歯と八重歯は別物であり、それぞれ別の意味を持っています。 一体なぜ、犬歯は八重歯と間違われやすいのでしょうか? まず、犬歯と八重歯はそれぞれ何を指すのか、混同されやすい理由について確認していきましょう。 犬歯と八重歯は別物 前述のとおり、犬歯と八重歯は別物です。 犬歯は前歯から数えて3番目の歯のことで、つまりは歯の名称を指しています。 一方で八重歯は、歯が重なるようにして生えている歯並びの状態をいいます。 そのため、生えている位置が通常よりもずれている歯は、すべて八重歯と呼ぶのです。 もちろん、犬歯が八重歯になることもありますが、犬歯以外の歯を八重歯と呼ぶこともあります。 犬歯=八重歯だと思われやすい理由 多くの方が「犬歯=八重歯」だと思っている理由は、犬歯が八重歯になりやすい歯といえるためでしょう。 上の歯が乳歯から永久歯に生え変わるときは、前歯から奥歯へと順番に抜けていくことが多いです。 その中でも、犬歯は両隣の歯に比べて生えてくるのが遅く、先に生えた永久歯によってスペースが奪われると、歯列からはみ出て生えてしまう可能性があります。 そのため、犬歯が八重歯になるケースが多いことから、混同されやすいのです。   八重歯になる原因 次は、八重歯になる原因についてご紹介します。 他の歯よりも生えるタイミングが遅い 乳歯から永久歯へと生え変わるタイミングが遅い歯は、先に生えた永久歯によってスペースが奪われることが多く、歯列からはみ出た形になりやすいです。 反対に、虫歯などのトラブルが原因となり、本来よりも早い段階で乳歯が抜けてしまうと、永久歯が生えるまでに時間がかかります。 すると、両隣の歯がスペースを埋めようと倒れ込んで生える形となり、永久歯が生える頃にはスペースが足りず、八重歯になってしまうケースもあるのです。 顎が小さい 顎が小さい方は、口内にスペースが不足しやすいため、八重歯になりやすいです。 顎の骨格が生まれつき小さい方もいますが、口周りの癖や食生活などによっては顎の発育が不十分で、結果として八重歯になってしまう場合もあります。   ・口呼吸が習慣になっており、常に口周りの筋肉がダランとしている ・柔らかいものばかりを食べていて、固い食べ物を口にする機会が少ない   例えば上記2つに当てはまるような方は、口周りの筋肉のバランスが乱れたり、顎をしっかり使えていなかったりすることにより、顎の発育に影響を与えている可能性があります。 歯が大きい 一本一本の歯のサイズが大きい場合も、歯列がきれいに並ぶスペースが不足しやすく、八重歯の症状が現れやすいといえます。 歯の形や大きさは、後天的に変わることはあまりなく、遺伝による影響を受けていることがほとんどでしょう。 歯の本数が多い 一般的に、永久歯の本数は親知らずを含めて32本です。 しかし、中には32本以上生えてくるケースもあり、通常よりも歯が多い状態を「過剰歯」といいます。 歯の本数が多い場合も、歯が並ぶスペースが足りなくなってしまう傾向にあり、歯が重なって生える原因となります。   八重歯は治療した方がいいの?八重歯のデメリットとは 「八重歯は治した方がいいの?」「何か良くない影響を与える可能性はある?」と疑問に思う方もいるかもしれません。では見た目以外において、八重歯にはどのようなデメリットがあるのでしょうか? 八重歯を治療しない場合には、以下のようなリスクが考えられるでしょう。   ・虫歯や歯周病になりやすい ・口の中を傷つけやすい ・他の歯に負担がかかる ・肩こりや頭痛の原因になることがある   それぞれの内容を詳しく解説していきます。 虫歯や歯周病になりやすい 八重歯は周りの歯との間に段差が生まれやすく、重なり合っている部分が多いことから、歯磨きがしづらいです。 丁寧に歯磨きを行なっていても、八重歯との間にある段差に磨き残しが発生しやすく、汚れがたまることで虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。 口の中を傷つけやすい 八重歯は歯列からはみ出て生えているため、食事のときなどに唇や口内の粘膜を傷つけてしまう場合があります。 八重歯で何度も同じ場所を傷つけてしまうと、口内炎ができたり、一度できた傷がなかなか治らなかったりする事態も考えられるでしょう。 他の歯に負担がかかる 八重歯になりやすい犬歯には、食べ物を噛み切るという役割があります。 犬歯が八重歯になっていると、上下の歯がきちんと噛み合わず、うまく噛み切れなくなる恐れがあります。 その代わりに周囲の歯へ負担がかかってしまい、長期間にわたって特定の歯に負担がかかり続けると、本来よりも歯の寿命が縮んでしまうリスクもあります。 肩こりや頭痛の原因になることがある 歯が正しい位置にないと、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節に負担がかかったり、口周りの筋肉のバランスが崩れたりする恐れがあります。 上下の歯を噛み合わせるときに使用する筋肉は、頭や肩とつながっているため、噛み合わせが悪いと頭痛や肩こりを引き起こす可能性があるでしょう。 また、顎関節に負担がかかると顎関節症を発症することもあります。 顎関節症になると、口を開けるときに痛みを感じたり、口が開きにくくなる、顎関節がパキパキと鳴ったりするなど、さまざまな症状がでることがあるでしょう。   歯列矯正で八重歯を治療する方法 ここまで、八重歯には見た目の問題だけではなく、さまざまなデメリットがあることが分かりました。 そんな八重歯ですが、歯列矯正によって改善できる可能性があります。 八重歯を治療することにより、思いっきり笑えるようになるのはもちろんのこと、歯磨きがしやすくなります。また、虫歯や歯周病のリスクを防いだり、周囲の歯への負担を軽減したりする効果も期待できます。 一言に歯列矯正といっても、八重歯の治療方法にはさまざまな方法があります。 そのため、抜歯をするのかどうか、どのような矯正装置を使うのかなど、矯正治療について気になる方は多いでしょう。 ここからは、歯列矯正で八重歯を治療する方法について解説します。 全体矯正か部分矯正か まずは、矯正治療を行う範囲を決めます。 歯列矯正には、使用する矯正装置にかかわらず「全体矯正」と「部分矯正」の2種類があります。 全体矯正とはすべての歯を動かす矯正方法のため、噛み合わせを含む歯並びの改善や、重度な症例を得意としています。 部分矯正は、目立ちやすい「前歯だけ」「気になる歯数本だけ」など、治療範囲を一部分に絞った矯正方法です。 範囲を限定することにより、費用や治療期間が抑えやすいことが特徴です。 しかし部分矯正では、噛み合わせに問題がない軽度な八重歯や、段差の少ない八重歯など、対応できる症例が限られています。 そのため、部分矯正と全体矯正のどちらで治療をするのかに関しては、歯科医師が診察した上で判断します。 抜歯か非抜歯か 八重歯の矯正治療では、必ず抜歯をするわけではなく、症状によって抜歯の必要性は異なります。 八重歯を抜歯しないケースは、歯のガタつきや重なり具合が比較的軽度であり、抜歯以外の方法でスペースを作り出せる場合です。 スペースを作るには、以下のような方法があります。   ・歯の周囲を削る(IPR) ・歯列を拡大する ・奥歯を後ろに下げる   一方、八重歯が歯列からかなり外れている場合には抜歯を伴います。 抜歯をすることで確実にスペースを確保できるため、IPRや歯列の拡大だけでは歯列に収めることができなければ、基本的に抜歯が必要です。 歯列からはみ出た歯を抜歯するケースや、前から4番目または5番目の歯を抜く場合など、抜歯が必要なケースはさまざまです。 抜歯と非抜歯のどちらで治療を進めるのか、また抜歯する歯の位置や本数などについては、症状によって異なります。 抜歯をした方が理想の歯並びに近づく場合もありますので、まずはカウンセリングで歯科医師に相談するようにしましょう。 装置の種類①ワイヤー表側矯正 ワイヤー表側矯正とは、金属のワイヤーとワイヤーを通すためのブラケットを歯に取り付け、ワイヤーが引っ張る力で歯列を改善する方法です。 ワイヤー表側矯正は、最も歴史のある矯正方法で、ほとんどの症例に対応できることが特徴です。 歯並びの乱れが大きい場合でも、ワイヤー矯正であれば治療できる可能性が高いでしょう。 ワイヤー矯正は、歯科医師が手作業でワイヤーを調整し、歯にかかる力を変えていきます。 そのため、1~2カ月に1回ほど歯科医院に通院する必要があります。 なお、矯正装置は固定式であることから、歯磨きがしづらく、丁寧に磨くにはやや時間を要するでしょう。 さらに、矯正期間中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、いつも以上に丁寧なセルフケアが必要となります。 他にも、歯の表側に装置を取り付けるので、矯正中であることが目立ちやすいでしょう。 装置の種類②ワイヤー裏側矯正 ワイヤー裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着する矯正方法です。 見えない位置に装置を取り付けるので、矯正中であることを周囲に知られたくない人におすすめです。 ただし、歯の裏側は複雑な形をしているため、表側矯正に比べると装置の取り付けや調整の難易度が上がります。 また、歯の裏側の形にブラケットを合わせるためには、既製のブラケットは使えず、歯型をとってオーダーメイドで製作します。 そのため、費用はワイヤー表側矯正に比べて高額です。 他にも、装置に舌が触れやすくなるので、慣れるまでは話しにくいと感じたり、口内に違和感を覚えやすかったりするでしょう。 装置の種類③マウスピース矯正 透明なマウスピースを使ったマウスピース矯正は、ワイヤー裏側矯正の次に装置が目立ちにくい方法といえるでしょう。 ワイヤー矯正との大きな違いは、装置が患者さま自身で着脱できるという点です。 食事と歯磨きの際は、マウスピースを外した状態で行えるため、食事内容や磨き残しに悩む必要がありません。 また、装置がブラッシングの邪魔をしないので、歯磨きのしやすさは矯正前と変わらず、虫歯や歯周病のリスクも最小限に防げます。 ただし、マウスピース矯正にはブランドごとに決められた装着時間があり、装着を怠ると効果が出ないというリスクがあります。 そのため、装着時間や決められたマウスピースの交換タイミングを守り、正しく使用する必要があります。   マウスピース矯正ブランドのゼニュムでは「部分矯正」と「全体矯正」の両方に対応できるよう、複数のプランをご用意しております。 ・「ゼニュムクリア」324,500円(税込):部分矯正・軽中度の症例に対応 ・「ゼニュムクリア・プラス」575,000円(税込):全体矯正・重度の症例に対応 ・「ゼニュムクリア・プラス+」660,000円(税込):複雑な症例に対応   「歯列矯正は100万円を超える」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、ゼニュムでは比較的リーズナブルな費用で矯正治療を始められます。 また、ゼニュムの魅力は価格だけではありません。 格安マウスピースの多くは、部分矯正の範囲を上下合わせて12本の歯のみとしています。 その点ゼニュムの部分矯正は、上下合わせて最大20本の歯を動かせるため、目立つ歯のみならず、その奥の歯並びも改善できる可能性が高いのです。 さらに、一般的な通院回数は2〜4回程度と少ないため、患者さまが通院する負担を軽減しています。 治療の進捗状況は、専用アプリでいつでも確認可能ですが、3カ月に1度は歯科医院で経過観察も行います。そのため、通院回数が少ないと言っても、定期的に歯科医師が診察いたしますのでご安心ください。 ゼニュムについて気になった方は、以下のボタンから無料オンライン診断が受けられますので、この機会にぜひご活用ください。 ゼニュムの無料オンライン診断   犬歯は八重歯になる可能性が高い歯!まずは歯科医院の受診がおすすめ 生えるタイミングによっては、犬歯は八重歯になりやすい歯といえます。 また、八重歯は見た目の印象を変えるだけでなく、体にも良くない影響を与える恐れがあります。 八重歯の治療には「ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」などがありますが、どの治療方法が向いているのか、抜歯は必要なのかなど、詳しく知るには歯科医師の診察が必要です。 まずは一度、歯科医院を受診してみましょう。 ゼニュムでは、自宅にいながら好きなタイミングで診断を受けられる「無料オンライン診断」を受け付けております。 歯並びにお悩みのある方は、お気軽にご相談ください。

    |

無料オンライン診断であなたの歯並びをチェック♪

たった2分で完結! あなたに合った矯正方法をご提案。