オーラルケア(口内ケア)とは?
オーラルケア(口内ケア)とは、一般的に口の中を綺麗に保ち、虫歯や歯周病を防ぐことを言われます。
通常は歯磨きだけで歯を清潔に保とうと考える人がほとんどですが、それだけでは不十分と言われます。
ここではその理由をいくつか紹介します。
【理由1】プラーク(歯垢)や食べカスが除去できない
「歯磨きさえしていれば、歯の汚れは完全に落とせる」と思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。
実は食後に欠かさず歯磨きをしたとしても、およそ50%程度の食べカスやプラークは除去できていないと言われています。
ですので通常の歯磨き以外にも、オーラルケアをすることが必要です。
【理由2】口臭を防げない
オーラルケアが不足すると、口の中にいる細菌を除去できず、口臭が発生しやすくなります。
口臭の原因は口内の細菌が、食べカスを栄養にし、硫黄水素を発生させることで不快な臭いとなります。
また舌苔(ぜったい)と呼ばれる下の上につく汚れも口臭の大きな原因のため、舌のケアも重要です。
【理由3】虫歯・歯周病になる
虫歯は原因となる菌が、食べカスを養分として増殖します。
その菌がプラークを形成し、歯のエナメル質を溶かすことで虫歯となってしまいます。
しっかりとオーラルケアをして、食べカスやプラークを除去しなければ、このように虫歯を防ぐことができません。
オーラルケア(口内ケア)の種類・方法
オーラルケア(口内ケア)は自宅で自分でできるホームケアと、専門技術がある歯科医院で受けることができるオフィスケアと2つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「ホームケア」の種類・方法
ホームケアは、自宅で自分でできるオーラルケアのことです。
ここでは5つの方法を紹介します。
【ホームケア1】歯ブラシ・電動歯ブラシ
代表的なオーラルケアといえば歯ブラシですが、技術の進歩とともに、歯ブラシも進化しています。
従来はブラシを使って手で磨くことがほとんどでしたが、技術の発達により「電動歯ブラシ」でしっかり口内の細菌や食べカスを除去できるようになりました。
電動歯ブラシは高速振動によって、種類によっては手動ブラシと比べて約10倍もの歯垢除去効果を発揮し、自動でブラシが動くため歯磨きの時間や手間も大幅に下げることができます。
電動歯ブラシには、ブラウン(BRAUN)の「オーラルB」やフィリップス(Philips)の「ソニッケアー」、パナソニック(Panasonic)の「ドルツ」といったメーカーがあります。
【ホームケア2】マウスウォッシュ
マウスウォッシュは、液体で口内を洗浄することができるアイテムです。
口に含んでゆすぐ気軽なアイテムですが、口臭を予防できるものや、虫歯や歯周病を防げるものなど、様々な効果があります。
マウスウォッシュにはリステリンやモンダミン、GUM(ガム)といった有名なメーカーがあります。
【ホームケア3】舌ブラシ
舌ブラシもオーラルケア(口内ケア)には欠かさないアイテムです。
舌ブラシを使うことで、口臭の原因となる舌苔や細菌を除去することができ、虫歯や歯周病を予防することができます。
舌ブラシではNONIO(ノニオ)やW-1(ダブルワン)、フィスといったメーカーがああります。
【ホームケア4】デンタルフロス
デンタルフロスは、よく「糸ようじ」とも言われますが、歯と歯の間に細い紐を通し、溜まった汚れや食べカスを除去し、虫歯や歯周病を予防することができます。
デンタルフロスで有名なアイテムは、GUM(ガム)やクリニカ、小林製薬の「糸ようじ」といったメーカーが有名です。
【ホームケア5】歯間ブラシ
歯間ブラシは細かい歯がついた細いブラシを歯と歯の間に通し、食べカスや細菌を除去することで、虫歯や歯周病を予防することができるアイテムです。
歯間ブラシもデンタルフロスと同様に、GUM(ガム)や小林製薬の「やわらか歯間ブラシ」といったアイテムが有名です。
「オフィスケア」の種類・方法
オフィスケアでは、自分では除去できない汚れや歯石を、歯科クリニックで除去することができます。
ここでは3つの方法について紹介します。
【オフィスケア1】歯科矯正・歯列矯正
オフィスケアで特に効果があるのが、この歯科矯正・歯列矯正です。
ホームケアをしようと思っても、歯並び(歯列)が整っていないと、歯ブラシやデンタルフロスが行き届かず、汚れや歯垢を除去できず、歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。
歯科矯正によって歯並びが整えば、歯ブラシやデンタルフロスが行き届き、しっかりと汚れや歯垢を除去することができます。
同時に見た目が改善するため、大きな審美効果もあります。最近では安い費用と短い治療期間で歯並びを整えられるマウスピース矯正を選ぶ人が急速に増えています。
【オフィスケア2】ホワイトニング(ブリーチング)
ホワイトニング(ブリーチング)も人気がある、審美目的のオフィスケアの1つです。
日々の飲食や習慣で、歯に着色汚れが溜まっていきます。特にコーヒーを飲んだり、タバコを吸ったりする習慣がある人は、歯が変色しやすい傾向にあります。
そんな人でもホワイトニングで、歯の着色汚れを分解し、漂白することで歯を綺麗な色にすることができます。
【オフィスケア3】歯石の除去
歯石の除去も、オフィスケアならではのオーラルケア(口内ケア)です。
歯石は歯にこびりついてしまい、石のように固まってしまっている状態のため、歯ブラシでとることはできません。
そんな歯石でも歯科医院では綺麗に除去してくれるので、定期的に通い歯石を除去することが理想です。
マウスピース矯正とオーラルケア(口内ケア)
先ほども述べたように、歯科矯正・歯列矯正は代表的なオーラルケア(口内ケア)の1つです。
口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防する上でも、歯並びを綺麗に整えることはとても大事です。
歯科矯正は昔は費用・値段が高く手が出ないイメージがありましたが、最近ではマウスピース矯正の登場により、費用が劇的に安くなりました。
またデンタルローンを使った分割払いなど、様々な支払い方法により、手元にまとまったお金がない人でも、すぐにマウスピース矯正を始めることができるようになりました。
Zenyum(ゼニュム)のマウスピース矯正
Zenyum(ゼニュム)はアジア9拠点に展開している、今最も注目されているマウスピース矯正ブランドの1つです。
大きな特徴の1つとして、無料オンライン診断があります。通常の歯科矯正・マウスピース矯正は、初診で歯科クリニックに足を運び、その場で歯科矯正をするか判断する必要があります。
一方Zenyumでは、歯科クリニックに足を運ばなくても、オンラインでマウスピース矯正を受けることができる歯並びかどうか、無料で診断することができます。
費用も明朗会計となっており、税込324,500円〜で治療をすることができます。「マウスピース矯正をするか迷っている」という方は、まずは無料オンライン診断を受けてみることをおすすめします。
オーラルケア(口内ケア)のまとめ
オーラルケア(口内ケア)の種類や方法について、詳しく紹介しました。
ホームケア・オフィスケアいずれの場合でも、まずは歯並びを綺麗に整えてケアをすることがとても大事です。
せっかく電動歯ブラシや歯間ブラシなどでケアしても、汚れや歯垢まで届かなければ効果がありません。
まずは歯の汚れや歯垢までブラシが届くよう、マウスピース矯正などで歯並びを整え、オーラルケアをすることをおすすめします。