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マウスピース矯正をするときに親知らずの抜歯は必要？

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マウスピース矯正をするときに親知らずの抜歯は必要？

「マウスピース矯正をしたいけど、親知らずは抜くべき…？」と悩んだことはありませんか？

親知らずが生えていると、歯科矯正に悪影響があるのではないかと不安になります。

今回は「マウスピース矯正をするときに親知らずの抜歯は必要？」というテーマについて、ご紹介します。

そもそも「親知らず」とは？

「親知らず」とは、歯列の一番奥の部分に生える永久歯のことで、遺伝的な理由で生える人・生えない人がいます。日本人は比較的顎が小さく、親知らずができやすいと言われます。

大体15歳〜20歳くらいで生えてくるケースが多いといわれます。

なぜ「親知らず＝抜歯」というイメージが強いのか？

親知らずが生えたと聞くと「抜歯しなければいけない」というイメージが強いですが、それはなぜなのでしょうか？ここでは2つの理由について紹介します。

・他の歯を圧迫してしまうため
・歯周病や虫歯のリスクを高めるため

【理由1】他の歯を圧迫してしまうため

1つ目の理由は「他の歯を圧迫してしまう」ことが挙げられます。

親知らずが萌出（ほうしゅつ）した場合は他の歯を圧迫し、歯並びが崩れてしまったり、噛み合わせが悪くなったりする原因になります。

また場合によっては、歯ぐきが腫れたり、隣の歯が親知らずに押されることによって歯根が吸収され、歯の寿命が短くなることもあります。

【理由2】歯周病や虫歯のリスクを高めるため

2つ目の理由は「歯周病や虫歯のリスクを高める」ことが挙げられます。親知らずが萌出した場合に、歯並びが綺麗に揃わず、歯磨きがしにくくなったり、汚れが溜まりやすくなったります。

その結果、虫歯・歯周病や口臭の原因にもなります。

歯科矯正は親知らずを抜いた方がいい？

マウスピース矯正・歯科矯正をするときに、親知らずは抜いた方がいいのでしょうか？基本的には歯科矯正を進める上で「親知らずがあるから矯正治療ができない」ということはありません。

なぜなら親知らずは歯科矯正の対象にはならないので、治療の途中で生えてきたとしても治療を中断する必要がないからです。

親知らずが生えても、綺麗に生え揃っていたり歯列に影響がなかったりする場合は、そのまま治療を進めるケースがほとんどです。

また歯と歯の間に0.3mm程のスペースを作る「IPR（ディスキング）」という方法があり、この方法でスペースを確保できる場合も、親知らずを抜かない判断をする場合があります。

しかし一部、矯正治療をする上で親知らずを抜く必要があります。そのケースについて、いくつか紹介したいと思います。

【ケース1】歯並びに影響を及ぼしている場合

親知らずが原因で歯並びが乱れている場合、抜歯をすることがあります。歯科矯正をしようと思っても、親知らずが邪魔になり、歯を動かしにくいことがあるからです。

そういった場合は歯科医師の判断で、事前に抜歯をすることがあります。

【ケース2】歯並びを整える上でスペースが必要な場合

先ほども述べたように、親知らずは基本的に一番奥の部分（中央から8番目）に生えます。そのため歯を動かす上でスペースを圧迫し、歯科矯正の支障になることがあります。

その場合は歯列を整えやすくするために、親知らずを抜歯することがあります。

【ケース3】将来的に歯列を押し戻す懸念がある場合

通常親知らずが歯ぐきに埋まった状態であれば、歯科矯正に支障はありません。しかし親知らずの方向が前を向いていたりする場合、将来的に矯正した歯列を押し戻してしまう可能性があります。

そのような場合は歯科医師の判断で、抜歯を提案されることもあります。いずれのケースも自身での判断が難しいため、どうすれば最も自分の理想の歯並びに近づくか、事前に診断しておくことをおすすめします。

もし歯科矯正中に親知らずが生えてきたら？

矯正治療中やに親知らずが生えてきた場合でも、歯並びに影響がなかったり、歯並びを圧迫したりすることがなければ、抜歯の必要はありません。

ただし歯並びを圧迫したり、歯列を整えるスペースを十分に確保できない場合は抜歯した方がいいケースがあります。

また先ほども挙げたように、親知らずが矯正治療以外にも、虫歯や歯周病リスクを高める場合があります。

そういった生え方の場合も、抜歯をした方が口内を健全に保ちやすいため、抜歯した方が良い場合があります。

親知らずは矯正後に抜くべき？

また親知らずが矯正後に生えてきた場合は、どうすればいいのでしょうか？

町田駅前矯正歯科では、以下のように解説されています。

しっかりと歯の頭が8割以上顔を出し、まっすぐ生えており、反対側としっかり咬めるような状況であれば問題ありません。

逆に親知らずが生えるスペースが不足しており、斜めに生えている状況の場合には、咬む面も半分以下くらいしか出ていないことが多いです。

この場合には、スペースが根本的に不足しているので抜歯が第一選択になるでしょう。

町田駅前矯正歯科

親知らずを抜いた場合の対処法

親知らずの抜歯を行った場合は、歯科医師に従いしっかりケアする必要があります。抜歯をした後は通常抗生物質が処方されますので、指示通り服用するようにしましょう。

また抜歯後の箇所には「血餅」というものができ、「かさぶた」のように傷口を守ってくれます。

この血餅が剥がれてしまうと完治が遅れるため、何度もうがいをしたり、ブラシで強く擦ったり、また飲酒をしたりすることは極力控えるようにしましょう。

その後の歯科矯正治療でも、しっかりと歯科医師に従い治療を進めるようにしましょう。

【参考情報】親知らずの抜歯に保険適応は可能？

審美目的の歯科矯正そのものが保険の対象とならないため、矯正治療のために親知らずを抜く場合も同様に保険適応外となります。

ただし親知らずが原因で虫歯・歯周病になったなど、矯正治療と関係が無い抜歯の場合は、保険対象となるケースがあります。

保険適応ができるかについても、歯科医師に確認をするようにしましょう。

マウスピース矯正と親知らずのまとめ

今回はマウスピース矯正をする際に、親知らずを抜くべきかについてまとめました。最終的には歯科医師の判断になりますが「必ずしも抜かなくていい」ということを知っていただけたらと思います。

一方でいろんなリスクを踏まえ、抜歯した方がよいという判断になることもあるため、理想の歯並びに近づくためにどうするのがベストか、しっかりと歯科医師と話し合うようにしましょう。

目次

山崎さとみ（歯科衛生士）

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  • 30代でもマウスピース矯正はできる？矯正治療で後悔しないためのポイント

    30代でもマウスピース矯正はできる？矯正治療で後悔しないためのポイント

    歯列矯正は10代や20代の人が行うものだというイメージがある方も少なくありません。 「30代でも遅くないかな？」「30代で矯正を始める場合のデメリットがあるなら知っておきたい」と思う方は多いのではないでしょうか。 今回は、30代の歯列矯正のメリット・デメリット、マウスピース矯正を始める際に注意したいポイントについて解説します。  30代の歯列矯正のメリットとは 歯列矯正は、治療費が高額になる傾向があり、治療期間も他の歯の治療と比べると長いことから「大人になってからわざわざ矯正をするメリットはあるの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。 しかし、30代の大人の方が歯列矯正を始めることで得られるメリットはたくさんあります。 主に、以下のようなメリットが挙げられます。 ・虫歯や歯周病のリスクを抑えられる ・肩こりや頭痛の緩和 ・よくかめるようになる ・好きなタイミングで治療がスタートできる 次で詳しく解説していきます。  虫歯や歯周病のリスクを抑えられる 歯列矯正によって歯並びが改善されると、食べ物が挟まりにくくなったり、ブラッシングがしやすくなったりすることから、口内を清潔に保ちやすくなるでしょう。 その結果、虫歯や歯周病などのトラブルを予防しやすくなる効果が期待できます。 大人は、子どもに比べると、過去に多くの虫歯治療を行っていることが多いです。 口内に詰め物や被せ物が多いと、その隙間から細菌が繁殖しやすくなるため、虫歯の再発リスクが高まります。 虫歯や歯周病は重症化すると歯を失う原因になることもあるので、歯列矯正を行うことは、ご自身の歯を長く使うために大切な治療だといえるでしょう。  肩こりや頭痛の緩和 日常的に感じている頭痛や肩こりは、かみ合わせの悪さから生じているケースがあります。 歯列矯正では、歯並びの見た目を整えるだけでなく、かみ合わせの改善も考慮して治療を行います。 そのため、歯列矯正でかみ合わせも整えば、全身の体調もよくなる可能性があるのです。  よくかめるようになる 歯並びが乱れているとかみ合わせも悪くなっている可能性が高く、一部の歯だけで咀嚼をしていたり、すぐに飲み込んでしまっていたりするケースが考えられます。 歯並びが整い、奥歯全体を使って均等にかめるようになれば咀嚼回数も増え、消化器官への負担が軽減されたり、食事の満足感が得られやすくなったりと効果が期待できるでしょう。  好きなタイミングで治療がスタートできる 大人の歯列矯正は、始めるタイミングに制限がなく、お好きなタイミングで始めることができます。 小児矯正では、顎の成長時期を利用した治療を行うことがあるため、治療を開始する年齢が限られています。 しかし、大人は顎の成長をすでに終えているため、始めるタイミングに制限がありません。 また、子どもとは違ってご自身の意思で矯正治療ができるので、治療のモチベーションも保ちやすいというメリットがあるでしょう。 ...

    30代でもマウスピース矯正はできる？矯正治療で後悔しないためのポイント

    歯列矯正は10代や20代の人が行うものだというイメージがある方も少なくありません。 「30代でも遅くないかな？」「30代で矯正を始める場合のデメリットがあるなら知っておきたい」と思う方は多いのではないでしょうか。 今回は、30代の歯列矯正のメリット・デメリット、マウスピース矯正を始める際に注意したいポイントについて解説します。  30代の歯列矯正のメリットとは 歯列矯正は、治療費が高額になる傾向があり、治療期間も他の歯の治療と比べると長いことから「大人になってからわざわざ矯正をするメリットはあるの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。 しかし、30代の大人の方が歯列矯正を始めることで得られるメリットはたくさんあります。 主に、以下のようなメリットが挙げられます。 ・虫歯や歯周病のリスクを抑えられる ・肩こりや頭痛の緩和 ・よくかめるようになる ・好きなタイミングで治療がスタートできる 次で詳しく解説していきます。  虫歯や歯周病のリスクを抑えられる 歯列矯正によって歯並びが改善されると、食べ物が挟まりにくくなったり、ブラッシングがしやすくなったりすることから、口内を清潔に保ちやすくなるでしょう。 その結果、虫歯や歯周病などのトラブルを予防しやすくなる効果が期待できます。 大人は、子どもに比べると、過去に多くの虫歯治療を行っていることが多いです。 口内に詰め物や被せ物が多いと、その隙間から細菌が繁殖しやすくなるため、虫歯の再発リスクが高まります。 虫歯や歯周病は重症化すると歯を失う原因になることもあるので、歯列矯正を行うことは、ご自身の歯を長く使うために大切な治療だといえるでしょう。  肩こりや頭痛の緩和 日常的に感じている頭痛や肩こりは、かみ合わせの悪さから生じているケースがあります。 歯列矯正では、歯並びの見た目を整えるだけでなく、かみ合わせの改善も考慮して治療を行います。 そのため、歯列矯正でかみ合わせも整えば、全身の体調もよくなる可能性があるのです。  よくかめるようになる 歯並びが乱れているとかみ合わせも悪くなっている可能性が高く、一部の歯だけで咀嚼をしていたり、すぐに飲み込んでしまっていたりするケースが考えられます。 歯並びが整い、奥歯全体を使って均等にかめるようになれば咀嚼回数も増え、消化器官への負担が軽減されたり、食事の満足感が得られやすくなったりと効果が期待できるでしょう。  好きなタイミングで治療がスタートできる 大人の歯列矯正は、始めるタイミングに制限がなく、お好きなタイミングで始めることができます。 小児矯正では、顎の成長時期を利用した治療を行うことがあるため、治療を開始する年齢が限られています。 しかし、大人は顎の成長をすでに終えているため、始めるタイミングに制限がありません。 また、子どもとは違ってご自身の意思で矯正治療ができるので、治療のモチベーションも保ちやすいというメリットがあるでしょう。  30代の歯列矯正のデメリット 一方で、デメリットには以下のようなものが挙げられます。 ・治療中の見た目が変化する ・症状によっては抜歯が必要となる ・痛みを感じることがある ・治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まる  治療中の見た目が変化する 歯の表面に金属のワイヤーを装着する「ワイヤー表側矯正」は装置が目立ちやすいという特徴があります。 そのため「接客業でいろいろな人と話す機会がある」「同僚に矯正中だということを知られたくない」など、大人だからこそ矯正治療中の見た目が気になるというデメリットがあるでしょう。 しかし最近では、大人の方でも矯正治療にチャレンジしやすいように、見えない位置にワイヤーを装着する「ワイヤー裏側矯正」や、透明なマウスピースを使った「マウスピース矯正」などの目立ちにくい矯正方法もあります。 費用は装置によって異なりますが「とにかく目立ちにくい方法で治療をしたい」という人は、いろいろな選択肢があるということを覚えておいてください。  症状によっては抜歯が必要となる 小児矯正では、顎の成長を利用して顎を拡大する治療を行えるケースがあります。 この治療を行うことで、口内にスペースが生まれて、歯を並べやすくなります。 しかし、成長が完了している大人には顎を拡大する治療が難しく、スペースを確保するためには多くの場合で抜歯を行います。 特に、歯並びに凹凸が見られる叢生（そうせい）と呼ばれる症状や、極端な出っ歯などの症状は抜歯をする可能性が高いでしょう。 ただし、歯科医院によっては抜歯をしない治療方針を採っているところがあったり、抜歯の代わりに歯の周囲を薄く削ってスペースを作り出したりすることもあります。 抜歯をすることに強い抵抗がある方は、このような歯科医院を探したり、抜歯以外の処置ができるか相談したりすることをおすすめします。  痛みを感じることがある 歯列矯正中は、歯が動くときの痛みを感じやすく、慣れるまでは装置が口内に触れて痛みや違和感を覚えることがあります。 特に、歯に強い力をかけられるワイヤー矯正は、歯を動かしやすい分痛みが生じやすいといわれています。 ただしこの痛みは常に続くケースは少なく、治療を開始したばかりのタイミングや、ワイヤーを調整したタイミングで痛みが出やすいでしょう。 また、装置が舌や粘膜に触れることで発生する痛みは、装置のとがっている部分をワックスでカバーしたり、マウスピースを削ったりすることで解消できる場合があります。 このような痛みを感じる場合は、歯科医院で対応してもらえますので相談することをおすすめします。  治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まる ワイヤー矯正は、歯の表面に接着剤で装置を取り付けるため、装置が邪魔で歯磨きをしにくくなることが予想されます。 磨き残しが増えることで、矯正期間中は一時的に虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。 矯正中に虫歯や歯周病になると、症状によっては矯正治療を中断して、虫歯や歯周病の治療を優先させることがあります。 結果として、矯正期間が延びる可能性があるでしょう。  30代でマウスピース矯正をした人が後悔したこととは？ 次は、30代の歯科矯正に関して、起こる可能性のあるトラブルやよくある後悔について見ていきましょう。  ブラックトライアングルができた 歯列矯正をして歯並びが改善されると、歯と歯の間に隙間ができることがあります。 黒い三角形に見えることから「ブラックトライアングル」と呼ばれ、下の前歯に発生しやすいです。 歯列矯正によってブラックトライアングルができやすい理由には、以下の2点が考えられます。 ・歯茎の腫れが改善されるから ・歯並びによっては歯槽骨が薄くなっている場合があるから 歯並びがガタガタだと、きれいにブラッシングするのが難しく、汚れが歯と歯の間にたまりやすくなります。 すると、日常的に歯茎が炎症を起こして腫れが見られる場合があります。 この状態から歯列矯正で歯並びが整い、汚れが落としやすくなると、歯茎が健康的に引き締まってブラックトライアングルが発生することがあるのです。 また、歯が重なり合って生えている場合は、歯を支える骨（歯槽骨）がうまく作られないことが多いといわれています。歯茎は歯槽骨を覆うような形になっているため、歯槽骨が薄ければ歯茎も下がりやすいです。元の歯並びによって歯槽骨が薄くなっている部分にきれいに歯を並べても、歯槽骨が薄い状態は変わらないため、ブラックトライアングルが目立つ場合があるのです。 特に歯槽骨が薄くなりやすいのは、元の歯並びに叢生の症状が見られる方です。 ブラックトライアングルの予防法と解決策 歯茎に強い刺激が加わることでも、ブラックトライアングルはできやすくなります。 ブラッシングをするときは優しい力で行い、歯の隙間に汚れがたまり炎症を起こさないように、歯間ブラシやデンタルフロスを使って丁寧に汚れを落とすようにしましょう。 また、矯正前の検査でブラックトライアングルのリスクがあるのか、ある程度予想できることがあります。 不安な方は、歯科医師に相談し、リスクを説明してもらった上で、治療を行うか判断するのもおすすめです。 もしも、ブラックトライアングルができたときには、以下のような対処法があります。 ・ダイレクトボンディング ・IPR ダイレクトボンディングとは、歯科用のプラスチックを隙間に詰めて、隙間を目立たなくする方法です。詰め物を別で製作する必要がないため、1回の施術で完了します。 一方で、IPRとは歯を少量削る処置のことを指します。 IPRによって、ブラックトライアングルができそうな歯を長方形に整えてから矯正治療を行うことで、隙間を少なくするのです。  顔が変わったように感じた 歯列矯正をすると、以下のような理由で、顔が変わったように感じることがあります。 ・かみ合わせが改善されて、顔のバランスが整いスッキリした ・口元を引っ込めすぎて、人中が長くなった ・非抜歯で無理に治療を行い、出っ歯になった 歯並びやかみ合わせが改善されると、顔全体がスッキリして見えるなどポジティブな変化もありますが、望ましくない変化を感じる場合もあります。 このようなトラブルを防ぐためには、顔の変化まで考慮して治療をしてくれたり、事前に顔の変化までシミュレーションできるような設備が整っていたりする歯科医院を選ぶようにするのがおすすめです。 また歯列矯正中は、咀嚼回数や口を大きく動かす機会が少なくなりがちです。 すると、筋肉がたるんで老けた顔立ちに変化することもあるので、表情筋を鍛えるトレーニングなどを積極的に行うのもよいでしょう。  治療中にかみ合わせが変わった 矯正治療中は、歯を動かす段階で、一時的にかみ合わせが変化することがあります。 一部しかかみ合っていないと感じたり、歯が浮いているような違和感を覚えたりするケースがあるでしょう。 しかし、このようなかみ合わせの変化は、治療が終わるにつれて徐々に解消されることがほとんどです。 治療が終わりに近づいているにもかかわらずかみ合わせが改善されないときは、歯科医師に相談するようにしましょう。  30代のマウスピース矯正で注意したいポイント 30代のマウスピース矯正で注意したいポイントは以下のとおりです。  歯並びによってはマウスピース矯正が適合しないこともある 「マウスピースで矯正したい」という希望があっても、もともとの歯並びによってはマウスピース矯正が適合とならない場合があります。 マウスピースではなく、ワイヤー矯正でしか歯並びの改善が望めない症例もあるということです。 歯科医師に相談の上、ご自身の症状に合わせた矯正装置を選ぶようにしましょう。  インプラントが入っている場合は、歯を動かせないことがある インプラントが入っている歯は基本的に矯正治療で動かすことができません。 そのため、治療をしたい範囲にインプラントがある場合、矯正治療ができない場合があります。 インプラントは人工歯根が入っているため動かせませんが、一方で詰め物や被せ物などで歯を補っているケースでは歯の根っこはご自身のものであるため、矯正治療は可能であるケースがほとんどです。  マウスピースの使い方によっては治療期間が延びることがある マウスピースは一日に決められた装着時間がありますが、装着時間が不足すると、治療期間が延びる可能性があります。 マウスピースを外している間は、歯に矯正力が伝わらず、歯を移動させることができないためです。 また、紛失や破損でマウスピースが作り直しになったときも、治療期間が延びることがありますので、マウスピースの使用方法は必ず守るようにしましょう。  虫歯や歯周病がある場合すぐに矯正治療を始められないケースも 矯正治療を始める前は、虫歯などトラブルがないか事前に検査を行います。 もしトラブルがある場合、基本的にそちらの処置を優先させます。 虫歯や歯周病は放っておくと症状が進むリスクがあるほか、矯正治療を始めると矯正装置によっては、途中でトラブルの治療を行うのが難しくなる可能性が高いためです。 口内の問題が解決されれば、矯正治療へと移ることができます。  30代でマウスピース矯正を始めた方のビフォーアフター マウスピース矯正ブランドのゼニュムでは、30代からマウスピース矯正を始められる患者様も多くいます。 今回は、実際の症例のビフォーアフターをご紹介します。   症例①出っ歯・叢生のビフォーアフター   マウスピース費用 324,500円（税込） 治療期間 9.5ヶ月 通院回数 3回 追加治療 あり ※マウスピース費用とは別に精密検査代（おおよそ税込22,000円～33,000円※クリニックにより異なる）、追加精密検査代、リテーナー費用がかかります。   症例②出っ歯のビフォーアフター マウスピース費用 575,000円（税込） 治療期間 10ヶ月 通院回数 3回 追加治療 なし ※マウスピース費用とは別に精密検査代（おおよそ税込22,000円～33,000円※クリニックにより異なる）、追加精密検査代、リテーナー費用がかかります。   症例③出っ歯のビフォーアフター マウスピース費用 575,000円（税込） 治療期間 10.5ヶ月 通院回数 4回 追加治療 なし ※マウスピース費用とは別に精密検査代（おおよそ税込22,000円～33,000円※クリニックにより異なる）、追加精密検査代、リテーナー費用がかかります。   30代からでもマウスピース矯正で綺麗は目指せます 30代からでもマウスピース矯正を始めることは可能です。 マウスピース矯正を行うことで、見た目に自信が持てるようになることはもちろん、頭痛や肩こりが緩和されたり、好きなタイミングで治療を始められたりと、さまざまなメリットを感じられる可能性が高いです。 今回は、30代で後悔なくマウスピース矯正するための気を付けたいポイントなども紹介してきましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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    マウスピース矯正で抜歯はする？メリット、デメリットや抜歯のタイミングを解説

    「マウスピース矯正で抜歯をすることってあるの？」「親知らずは抜かないといけないのかな…」など、マウスピース矯正における抜歯に疑問を抱いている方は多いかもしれません。 歯列矯正では、必ずしも抜歯をするわけではなく、歯科医師が症状を診てから抜歯をするかどうか判断します。 今回は、マウスピース矯正で抜歯が必要となるケースや、抜歯をするメリットとデメリット、抜歯の本数やタイミングなどを解説していきます。

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