アライナー矯正(マウスピース矯正)とは
アライナー矯正(マウスピース矯正)とはその名の通り「アライナー」という矯正装置を使って矯正を行う事を言います。
アライナーとは、取り外しが可能な透明な素材の矯正装置です。従来はワイヤーを使った矯正をすることが一般的でしたが、技術の向上により不快感・異物感を抑えたアライナー矯正が誕生しました。
透明の素材を利用しているため、ワイヤーのように矯正をしていることが目立つことはありません。
アライナー矯正のメリット・デメリット
最近はアライナー矯正をする人が急増しています。
矯正装置が透明で目立ちにくく、取り外しがいつでも可能なためメリットが多いと感じるためでしょう。
しかし、アライナー矯正にはいくつかデメリットがあり、それを理由にアライナー矯正を取りやめる人も。
アライナー矯正のメリット・デメリットについて学んでおきましょう。
アライナー矯正のメリット
まずはアライナー矯正のメリットについて、3つ紹介します。
①目立たない
②取り外しが容易
③異物感が少ない
【メリット1】付けていても目立たない!
アライナー矯正を選ぶ多くの方は「装着していても目立たない」ことに魅力を感じています。
今までのワイヤー矯正では周囲に矯正をしていることがバレてしまいますが、アライナー矯正の場合は滅多なことがない限り矯正をしているとバレることはありません。
【メリット2】簡単に取り外しができる!
アライナー矯正では矯正装置を自由に取り外すことが可能です。
ワイヤー矯正の場合だと歯磨きや食事の際でもそのままワイヤーをつけなければなりませんでした。
しかし、アライナー矯正の場合はいつでも取り外しができるので歯磨きがしやすく、衛生的にも問題なく矯正を続けることができます。
【メリット3】口中の異物感が少ない!
アライナー矯正は口中にとても薄い矯正装置を装着するだけなので、異物感や不快感を感じることはありません。
ワイヤー矯正の場合は、ワイヤーを歯に沿わせて矯正をするのでどうしても異物感・不快感を感じる人が多くいました。
ただ、アライナー矯正の場合は装置に慣れるまでの時間も短く、発音への影響もありません。
アライナー矯正のデメリット
続いてアライナー矯正のデメリットについて、2つ見ていきます。
①装着時間が足りなくなる可能性がある
②対応しきれない歯列がある
【デメリット1】装着時間が足りなくなる可能性がある
アライナー矯正は取り外しが可能ですので、痛みを感じた時は自分でアライナーを取り外すことができます。
一方でアライナー矯正において、装着時間は1日20時間以上が想定されており、それ以下の時間になると予定通りの歯の動きを達成しにくくなります。
痛みを感じる場合はアライナーを外すことはできますが、外したまま何時間も放置することはNGです。
【デメリット2】対応しきれない歯列がある
アライナー矯正は、場合によっては治療できない歯並びがあります。
軽度〜中程度の歯並びの矯正であれば、問題なくアライナー矯正で治療ができますが、重度の歯列矯正の場合はワイヤー矯正でなければ治療できない場合があります。
自分の歯並びでアライナー矯正ができるかどうか、事前に無料診断しておくことをおすすめします。
アライナー矯正で起こりうるトラブル
アライナー矯正(マウスピース矯正)を希望して、歯科医院に通う人は年々急増しています。
その中で時々トラブルが起きてしまうということがあります。アライナー矯正ならではのトラブルで事前に知っておくと、トラブルになる可能性を大幅に下げることができます。
具体的にアライナー矯正で起こりうるトラブルについてみていきます。
①アライナー矯正では対応できない症例がある
人気急上昇のアライナー矯正ですが、万能の矯正方法ではありません。
例えば骨格から歯の矯正をする必要がある場合は、アライナー矯正で治療を行うことが困難になります。
歯に装置をかぶせる矯正方法になりますので骨格ごと大きく動かすような矯正方法はアライナー矯正以外の矯正方法を活用するしかありません。
自分の歯並びがアライナー矯正(マウスピース矯正)で治療できるかどうか、事前に無料診断で確認することをおすすめします。
②長時間アライナーを外すと効果が出ない
アライナー矯正は痛みを感じた時は歯磨き・食事の際に取り外しができることが大きなメリットです。
しかし装置を頻繁に取り外したり長時間取り外していると、アライナー矯正の本来の矯正力を生かすことができません。
一般的にアライナー矯正では、1日20時間以上は装着することが推奨されています。
③イメージ通りに矯正ができない場合がある
アライナー矯正に限らず歯科矯正では完了した後に、自分の歯並び見て「こんなイメージじゃなかった…」と後悔するケースも少なからずあります。
事前に無料診断やシミュレーションを確認して、イメージを共有しておくことが大事です。
しかしそれを怠ってしまうと、患者と歯科医師のイメージが食い違い、想定とは違う歯並びになってしまう可能性があります。
④最初に提示された費用と異なる
アライナー矯正の場合、あらかじめ合計金額が分かることがほとんどです。
しかしブランドによっては、始めに想定していた金額と実際にかかる費用に、差が出てくることがあります。
原因の1つは「都度払い」の料金プランです。一枚一枚アライナーを購入して治療を進める「都度払い」や「1枚お試しプラン」の場合、治療の終わりが見えず延々と支払いが増えていく場合があります。
また「矯正費用以外にも費用がかかる」ことがあり、保定装置などの別途費用がかかることがあります。
なるべく一律料金プランのマウスピース矯正ブランドを選ぶか、事前にアライナー矯正の総合的な費用を確認するようにしましょう。
⑤通院費がかさんでしまう
アライナー矯正はブランドによってはアライナーを交換するたびに、歯科クリニックに通院する必要があります。
そのため通院費がかさんでしまったり、余計な時間が取られてしまうことがあります。
一方であらかじめ治療に必要な枚数分のアライナーを受け取り、専用アプリなどを使ってオンラインで治療を進めることができるアライナー矯正が増えてきています。
なるべく都度歯科医院に通うのではなく、Zenyum(ゼニュム)などの1〜2回の通院で済むアライナー矯正を選ぶことをおすすめします。
⑥市販のアライナーを装着してしまう
法律ではアライナー矯正は歯科医師の診断のもと進めるように制定されており、市販のアライナーを使って矯正に失敗した場合に保証がありません。
「アライナー矯正は高いから市販のアライナーで治したい!」と思っても、自分の理想とする歯並びに近づかないどころか、歯に悪影響を与え別の問題が発生する可能性が極めて高いです。
自分で判断せずにまずは必ず無料診断を受け、専門の歯科医師から自分にあった最適な治療を受けるようにしましょう。
アライナー矯正についてのまとめ
アライナー矯正は、近年最も注目されている歯科矯正です。
透明の素材を使用するため、基本的に矯正をしていることが周囲にバレません。また、取り外しも可能ですので衛生面に長けています。
一方で取り外しすぎるとアライナー矯正の効果が発揮できないこともありますので、医師と相談しつつアライナー矯正を進めましょう。
透明アライナー(マウスピース)矯正のZenyum(ゼニュム)では、これらの問題を一通り解決できる矯正治療を提供しております。
「自分の歯並びはアライナー矯正で治療できるのか」と考えている方は、ぜひ一度、無料オンライン診断を受けてみてください。