今回は鋏状咬合(シザーズバイト、シザースバイト)の原因や治し方、矯正治療の方法や費用などについて詳しく紹介します。
鋏状咬合(シザーズバイト)とは?
鋏状咬合(シザーズバイト)とは、しげた歯科矯正歯科医院によると以下のように解説されています。
シザースバイトは、日本語では「鋏(はさみ)状咬合」と言い、奥歯でかんだときに上の歯が極端に外側に出ており、下の歯とすれ違ってしまっているかみ合わせです。
よく見られる部位は、第二大臼歯です(一番奥の歯で、親知らずが生えている場合は、親知らずの手前の歯です)。しげた歯科矯正歯科医院
交叉咬合(クロスバイト)と似ていますが、交叉咬合は下の歯が外に飛び出している状態をいいます。
一方で鋏状咬合は上の歯が外側に出てしまい、噛み合わせが悪い状態を言います。
鋏状咬合(シザーズバイト)を放置した場合
鋏状咬合を放置すると、歯並びだけでなく顎や関節にも悪影響が出る可能性があります。
それにより顎に痛みが生じる顎関節症が生じたり、顎を動かす際に音が生じたりする場合があります。
また上の奥歯が外側に出ることで、頬を噛んでしまい痛みが生じることもあります。
鋏状咬合(シザーズバイト)の原因
鋏状咬合になる原因は、主に以下の2つが考えられます。
【原因1】親知らず(第三大臼歯)
奥歯に親知らず(第三大臼歯)が生えてくることで乱杭状態となってしまい、歯が外側に出てしまう場合があります。
【原因2】噛み合わせの悪さ
噛み合わせの習慣が悪いことで、鋏状咬合になるケースがあります。
噛み合わせが悪い状態が続くと歯並びが悪化し、上の歯が外側に出てしまうケースがあります。
鋏状咬合の治し方・矯正治療
鋏状咬合の治し方として、主に矯正治療の方法があります。
ここでは「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の2つを紹介します。
【治療方法1】マウスピース矯正
【治療方法2】ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は歯にワイヤー器具を装着して歯並びを整える、従来型の歯列矯正です。
ワイヤー矯正は幅広い重度の症例にも対応でき、取り外しができないことが特徴です。
最近では歯と同じ白いワイヤー素材を使うホワイトワイヤーや、歯の裏側に装着するリンガル矯正といったものもあります。
ただ高度な技術が必要であったり、矯正期間が長いことから、費用が高くなる傾向にあります。
【比較表】マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い
マウスピース矯正(Zenyum) | ワイヤー矯正 | |
治療期間 | 最短3ヶ月 | 通常1年〜2年程度(症例によってはそれ以上) |
見た目 | 透明のアライナーを使うため目立たない |
目立つ、ただし裏側矯正やホワイトワイヤーをする場合は、やや目立ちにくい
|
費用・値段 | 30万円程度から | 通常100万円〜200万円程度 |
歯への影響 | 多くの枚数のアライナーを交換しながら、少しずつ歯を動かしていくため、歯への負担や痛みは少ない | ワイヤーを使って強く歯を動かすため、ワイヤーの調整直後は強い痛みが発生する。また歯磨きやオーラルケアがしにくい。 |
症例 | 軽度〜重度 | 軽度〜重度の幅広い症例 |
鋏状咬合に関するSNSの口コミ
ここではX(Twitter)に書き込まれた、鋏状咬合・シザースバイトに関する投稿を紹介します。
【口コミ1】トータルフィー120万
【口コミ2】顎のラインも綺麗になるらしい
【口コミ3】鋏状咬合を放置すると…
鋏状咬合(シザーズバイト)のまとめ
今回は鋏状咬合(シザーズバイト)について解説をしました。
鋏状咬合は放置しておくことで、噛み合わせの悪化や顎関節症、また頬の内側を傷つける恐れがあります。
そのためマウスピース矯正やワイヤー矯正での早期での治療が必要です。
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